鴨着く島

大隅の風土と歴史を紹介していきます

二日続きの氷点下(2021.12.28)

2021-12-28 15:45:23 | おおすみの風景
昨日の最低気温はマイナス4℃、今朝はマイナス3℃と、二日連続で氷点下の気温となった。

クリスマス明けの寒波だが、よく言われる「クリスマス寒波」の範疇だろう。

今朝は、我が家の庭に青空駐車してある自家用車のフロントガラスが凍っていたし、池にも初めて氷が張った。


氷の厚さはほんの数ミリだが、池の氷を見るのは今冬初めてだ。

今年はエルニーニョの反対のラニャーニャという南太平洋での海水温が高い年回りだそうで、そのため北半球では逆に気温が低くなるという。

その結果は当地でも表れていると言えば言える。今日までにもう霜が10回くらい降りているのだ。

当地では、降霜のシーズンは11月半ばから始まり、例年12月末までに5、6回が普通だが、今年はその倍くらいのスピードで霜が降りている。

昨日は薩摩半島では雪が降ったが、大隅半島側では降らなかった。薩摩半島と大隅半島の間に錦江湾(鹿児島湾)という暖かな海があるためで、上空1500メートルにマイナス6℃の寒気があれば平地でも雪の可能性――と言っても、海水面が20℃もあっては「せっかくの寒気」もとろかされるのだ。

我が家の北15キロほどにそびえる高隈連峰(最高峰は大箆柄(おおのがら)岳で1237m)にも積雪の跡は見えなかった。

寒気団がせめてあと5℃も低ければ、南九州は雪国になっていたかもしれない。

週間予想では元旦を含めてここしばらくは寒さが続く。