鴨着く島

大隅の風土と歴史を紹介していきます

夏の名残と深まる秋

2020-10-19 09:42:25 | 日記
一昨日(17日)は初めて日中の気温が20℃を下回り、半袖で出かけたら肌寒かった。今日もどんより曇り空で、20℃を下回りそうだ。

新聞報道では昨日の鹿児島県伊佐地方の最低気温が10℃を切ったらしい。いよいよ紅葉が始まるレベルの寒さになって来た。

こちら大隅地方では、9月の10号台風が去ったあとの9月15日前後に、一日だけだったが最低気温が15℃を下回り、それまで続いていた夏日が和らいでホッとしたのを覚えている。そして20日過ぎには咲く時期を寸分違わない律儀な彼岸花が咲いて、秋の到来を感じさせてくれた。

その後も夏日らしい夏日は10月に入ってからは一日か二日で、そのまま過ごしやすいこの頃を迎えている。

我が家の庭では夏の花であるマリーゴールド、セロシア、コリウスなどがまだ旺盛に咲いている。また、ポーチュランカと鳳仙花のこぼれタネ咲きも見られ、一見すると秋の気配はないように見える。
しかしその一方で柿は色づきを深めている。


裏庭に植えてある秋花のホトトギスはすでに満開になった。

30坪ほどの菜園では9月の上旬に蒔いた大根や春菊、高菜などが間引き菜で食べられるようになった。また苗を定植した白菜はもう大きな葉を広げて隣り同士が窮屈そうな塩梅だ。間引きを兼ねて、もう一畝に移植しようかと考えている。


寒さに向かうと気掛かりなのがインフルエンザの流行だが、今年はコロナ禍対策がインフルエンザ対策にもなっているからだろう、例年に比べていまのところほぼゼロに等しい発生だそうだ。うれしい誤算だ。

また、真夏のマスクが高齢者の熱中症の爆発的増加を引き起こしはせぬかと心配したが、多かったことは多かったろうが、学校の部活動などでよく起きる「集団的熱中症」同様、さほどのニュースにはならなかった気がする。「冷感マスク」が功を奏したか・・・。

自分としては有難いことがあった。それは花粉症である。例年9月の半ばからの約一ヶ月はイネ科の仲間であるススキの類が穂を出して花粉を飛ばすのだが、それに結構反応し鼻詰まりなどで寝苦しかったりするのだ。

まだ夏の余韻が強いこの時期に、一人だけマスクをして外出するのは、いつもならためらわれたのだが、今年は「堂々と」着用することができたので、その分、アレルギー反応が抑えられたわけである。

新型コロナ感染は東京を中心に収まる気配がないが、この分だとインフルエンザの発生は相当抑えられるのではないか。そうだとしたら朗報だ。「コロナ禍転じて何とやら」になればよい。