140億年の孤独

日々感じたこと、考えたことを記録したものです。

はやぶさ快挙

2010-11-16 18:25:47 | 科学
「宇宙航空研究開発機構は16日、小惑星「イトカワ」から帰還した探査機「はやぶさ」の
カプセルに入っていた微粒子約1500個を調べた結果、ほぼすべてをイトカワの砂粒と
確認したと発表した。小惑星の砂粒回収は世界初の快挙。今後の分析成果は、約46億年前に
誕生した太陽系や地球の形成過程、生命の起源の解明に役立つことが期待される。」
小惑星の砂粒と確認=「はやぶさ」、世界初回収―微粒子1500個分析・宇宙機構

「生命の起源の解明に役立つ」ワケないだろう・・・
しかし最近は明るいニュースが少ないから「はやぶさ」と聞くとココロがときめく。
微粒子1500個で喜べるのは幸せなことだと思う。

旅の記録がコノ曲の中で説明されている。ちょっと泣ける話だよ。
初音ミク / はやぶさ

サマーウォーズ

2010-11-15 06:43:32 | 映画
「サマーウォーズは、細田守監督による日本のアニメ映画。2009年8月1日に公開された。」
三洋堂で「準新作DVD100円セール」の対象となっていたので借りてきた。

おもしろかったので2回見てしまった。
アイデアが豊富で様々な要素を融合させていながら芯がしっかりしている。
マトリックスやイノセンスとは違う仮想世界と現実世界の描写がある。

細田守監督の長編アニメーション映画としては三作目らしいが
一作目が「ワンピース」を原作としたテレビアニメの劇場版であり
二作目が「時をかける少女」なので
オリジナルとしては一作目にあたるのではないかと思う。

「批評家の東浩紀は、この映画で描かれているのは「誰も悪くない世界」であることが
最大の問題であり、大人の見られる物語ではないと発言している」といった意見もある。
映画で悪者が必要だなんて誰が決めたのだろう?
北野監督の映画のように暴力的で人がたくさん死ねば良い映画なのだろうか?
私は映画には多くを求めていない。
娯楽で十分だ。

それに「大人の見られる物語ではない」と言ったところで私の精神年齢は中二だから
そんな括りは通用しない。

心を生みだす遺伝子

2010-11-13 00:32:06 | 
ゲアリー・マーカス「心を生みだす遺伝子」という本を読んだ。
生まれと育ち、つまり生得性と学習のどちらが支配的かという問題に対して
著者は「学習は生得性の対極にあるのではなく、生得性がもたらす最も重要な産物の一つ」
という姿勢を取っている。

そして単一の遺伝子が単一の形質に対応しているという誤解を解こうとする。
「身長、目の色、IQなどに影響する」単一の遺伝子などは存在しない。

「複雑な生物学的機構は 脳であれ、心臓であれ、腎臓であれ、一つだけではなく、
多くの遺伝子の協調した活動や相互作用によって生みだされるのである。
ある特定の行動のための遺伝子について語ることに意味がない理由の一つは、
いかなる行動であれ、それを生みだすための神経回路は一つの遺伝子よりも
はるかに複雑であるからだ。(104ページ)」

遺伝子がどのようなタンパク質に対応しているかは既に理解されている。
3つの核酸塩基が20種類のアミノ酸のいずれかを指定する。
そしてアミノ酸をつなげていくとタンパク質になる。

しかしよくわかっていないのは遺伝子がいつ発現するかということだ。
各細胞は遺伝子のフルセットを持っているから分化した細胞は遺伝子の特定部分が発現したものとなる。
いつ特定部分の遺伝子がONするのかは特定部分に「あるタンパク質」が吸着することで制御されている。
その部分に吸着するためにタンパク質は独自の3次元構造を持っている。
そして「そのタンパク質」を作るのは、より上位の遺伝子だ。
溯っていくと発生に重大な影響を持つ「マスタコントロール遺伝子」に辿り着く。
そういうことは次第に明らかになって来ているが
全容を理解するには至っていない。

「我々の脳を作るメカニズムは体の他の部分を作るメカニズムの特殊な例にすぎないことが
示されつつある。心の最初の構造は、体の他の部分の最初の構造と同様に、
遺伝子の産物なのである。
・・・
もし我々の心が脳の産物であるということを受け入れるのであれば、我々の心が作られる
基本過程は他の生物体の脳や心のシステムを作るものと同じであるということを
受け入れなければならない。(113ページ)」

「心は何か特別なもの」と私たちは考えている。
例えば綾波レイに関する描写はそのような立場に因っている。
遺伝子レベルでチンパンジーとヒトの差異は2%以下であることがわかっている。
ヒトにだけ「心」が吹き込まれるのだろうか?
そんなバカな・・・

ニューロン同士が結合していない脳は全く役に立たない。
このことから「ニューロン間の配線こそが、脳を特別にしているおそらく唯一のものである」ことが推測される。
生まれるまでの予備配線が学習を可能な状態にしているのだろう。
そして生まれた後は学習によってフレキシブルに配線を変更する。
そうやって環境に対応していく。

言い方を変えると「配線が変わる」ことで「心のあり方も変化する」のだろう。
しかし脳の配線は複雑すぎて今のところ私たちの理解が及ぶ範囲にはない。
だが自分自身を知りたいという「心」が
いつかそれを可能にするだろう。

iPod touchをiPhone化する「ZTE PEEL」

2010-11-12 00:16:53 | Apple
「しかし新たに発売されることになった「ZTE PEEL」と呼ばれる製品は、
脱獄が不要である上に、データ通信も可能にしています。
「ZTE PEEL」はiPod touchのケースのような形状をした3GおよびIEEE802.11 b/gの
無線LAN通信に対応した端末で、本体にiPod touchをセットして電源ボタンを押すと
3G通信を無線LANに変換し、iPod touchの無線LAN機能で通信できるようになるとのこと。」
iPod touchをiPhone化する「ZTE PEEL」がいよいよ発売へ、データ通信可能で脱獄も不要

CDMA形式らしいのでauに期待・・・
iPod touch 64GBの残りが12.2GBになってしまって少し焦っている。
当然iPhoneだと容量オーバーする。
Androidを見ていても内部ストレージが増える気配はない。
スマホで大容量化する見込みはあまりないのかもしれない。
そうすると選択肢はiPod touchしかない。
来年あたり容量アップしてくれないかな・・・

しかしこの「ZTE PEEL」を付けた場合の厚みがどれくらいかという懸念はある。
それと重さがどうなるか。

最近のauはIS03とかで調子がいいから
ただひたすら期待・・・

She Loves You

2010-11-12 00:13:14 | 音楽
「She Loves You」は1963年8月にビートルズが発表した4枚目のオリジナル・シングル曲である。」
The Beatles - She Loves You

///
She loves you, yeah, yeah, yeah
She loves you, yeah, yeah, yeah
She loves you, yeah, yeah, yeah, yeah
///

「Yesterday」から入る人が多いのかもしれないが
私の場合は「She Loves You」が初めての出会いだった。
これだけダイレクトに響いてくるものがあるということを
少しだけ英語を覚えた中学生は知った・・・

1963年の曲なので約半世紀のあいだ聴かれてきたことになる。
ジョンが凶弾に斃れジョージも亡くなった。
ポールはたくさん曲を作りすぎて昔の曲は覚えていないという。
リンゴは・・・何をしているのだろう?

週刊モーニングに「僕はビートルズ」というマンガが連載されていて
それを読んでいるうちに何となく思い出した。
私の脳に刷り込まれている曲・・・

I Hear the Water Dreaming

2010-11-11 06:25:48 | 音楽
武満徹の1987年の作品
最近のお気に入りの曲の一つ
「水が夢みているのを聞くってどういう意味?」というようなことは考えない。
彼の作品には表題がついているが表題音楽というわけではない。
この場合は水が夢みている情景を音楽にしているわけではない。
何が良いのかとか何を理解しているのかと問われても
うまく答えることができない。
彼は純粋に曲を書いたのだから
私はそれを感じるだけ・・・

Mind Flower

2010-11-10 00:05:01 | 音楽
Amazonからダウンロードした中の一曲・・・
Mind Flower (feat. 巡音ルカ) - そそそ(津久井箇人)
///
いつか土に還る時 弱く儚いこの母なる大地と
ひとつになれるだろう
・・・
今 誰が為でなく 自分のために 咲かせ続けよう
The Mind Flower
///

「誰がために鐘は鳴るやと問うなかれ
そは汝がために鳴る鳴れば。」という文章を思い出した。
小説の内容はキレイさっぱり忘れてしまったが・・・

今は子どものために為すべきことがあるが
それが終わったら「自分のために」でいいと思うんだ。
「いつか土に還る」のだから・・・

真夜中の動物園

2010-11-08 06:28:21 | 音楽
中島みゆき「真夜中の動物園」を聴いた。

「失敗ばかりの人生でした やることなすこと へまばかり
後悔ばかりの人生でした 迷惑ばかりを散らかしました」
という歌詞の「今日以来」という曲で始まる。
なんかホッとする・・・

全体的に負け犬感に満ちている感じもするし
音楽的に新しいものがあるわけでもない。
それでも何となく聴いてしまう。

以前の曲にあった負の感情が昇華されている。
そんな感じがする。

時間はあと50億年で終わる?

2010-11-05 00:08:23 | 科学
「宇宙が誕生して約140億年。今後も延々と存在し続けると考えている人は多い。
しかし、“時間”そのものがあと50億年で終わるとする新たな研究成果が発表された。」
“時間”はあと50億年で終わる?

「宇宙が誕生して約140億年」と言われる。
宇宙は膨張しているから逆算すると宇宙の年齢がわかるというわけだ。
しかし「それ以前」に何があったかはわからない。
そこに「時間」は存在しないから「それ以前」を問うこと自体が無意味だ。

そして今度は「時間の終り」か?
始まりがあるなら終りがあるのも不思議はないのかもしれない。
しかし時空という世界に閉じ込められている私たちに
「時間」が存在しない状態を想像することはできない。

時空と物質(あるいはエネルギー)はどちらか一方が存在できるというものではない。
時空がなければ物質はない。つまり私たちもいない。

私たちがどれだけ宇宙のことを知ろうとしても
私たちが知覚できない現象は理解の範囲を超えている。
無のゆらぎから宇宙は生まれたという
そんなこと言われても何も理解できない・・・

それで宇宙を眺めていると自然と謙虚になってしまう。
私たちは何も知らない・・・

孤独の果て

2010-11-03 01:21:48 | 音楽
鏡音リン / 孤独の果て
///
喰潰され
忘れ去られ
形も無く消えていくだけ
この歌さえ
忘れ去られ
風に流れ塵になり
此処に在れど
其処に在れど
忘れ去られ記憶の果てへ
あの歌さえ
この歌さえ
世の無常を歌うように
・・・
孤独の果ての蜃気楼
その背中に刺さる青い月
繰り返しの果てに見えるのは
ただ穏やかな星の夢の後先よ
///