鳩ぽっぽダイアリー

鎌倉→北千住→千葉県在住。
いけばな(小原流:休止中、花朋の會:2018年4月~)。日々のできごとなど・・・

母のセデーション

2011-07-24 22:21:09 | その他
入院した母がひどい痛みを訴え始めた金曜。
モルヒネ増量で様子を見ていましたが、
土曜の明け方に主治医の先生から電話があり、
お話したいことがあるということで早朝病院へ。

急激な痛みの原因が、癌自体や便秘とは思えず、
CTの結果を見ると膵臓の癌がここ1ヶ月で大きくなり、
隣の腸に浸潤しているようだと(その部分の境界がぼやけている)。
また腸に穴が開く可能性もあるが、
今度は原因が癌なので、手術しても塞げないため適用にならない。
開いた場合は1日からもって3日といった急変になる。
激痛を抑えるには、セデーション(沈静)が必要になる。

沈静:睡眠薬を使って意識レベルを落とす事。
   意識がなくなると、もう会話などはできない。

意向を聞かれたのは、
痛みの緩和を最優先とした対応で良いか(沈静を使っていくこと)、
心肺停止になった時、無駄な蘇生措置を取らなくて良いか。

いずれそういう日が来るのは分かっていたけど、
木曜には歩いてお風呂へ行き、私の作った白玉を2つ、3つ
食べていたのが、そういうことを決める段階になった?

母は12月からずっと痛みに耐えてきました。
これ以上、痛みを我慢することはないです。
良くなるための我慢なら本人もがんばるでしょうが、
そうではないから。

だから、母にも確認して沈静を開始することになりました。

今、私は個室に簡易ベッドを入れてもらって泊っています。
痛みは取れて、顔がやすらかです。
沈静でまったく反応がなくなるのかと思っていたら、
まだ今の薬の量だと、話しかけるとうなずいたり目を開けたりできます。
苦しくない?と聞くとうなずきます。

急変時に苦しまないことだけを望みます。
家族交代でずっとそばにいます。