鳩ぽっぽダイアリー

鎌倉→北千住→千葉県在住。
いけばな(小原流:休止中、花朋の會:2018年4月~)。日々のできごとなど・・・

2009年秋 旅行<伊賀>

2009-10-10 00:27:22 | 旅行


伊賀鉄道、2両の電車。
向かいに来た電車を見てびっくり!

くのいち・・!

そうだった。
伊賀といったら、「忍者」でしたね。


伊賀の目的は常滑と同じく、陶芸体験。
伊賀といえば、私にとっては「伊賀焼」。
伊賀焼の若手作家「新 学(あたらし まなぶ)」さんの
器を買ってからの縁。
 
上野市駅に降りると、ほほぅ・・
もうちょい大きな町かと思ったら、
想像よりは小さい。
駅から近い「伊賀信楽古陶館」に寄ってみました。

ここでは色んな作家さんの作品が展示、購入できます。
その作家さんや窯元の情報も教えていただけるので
ぜひ寄ることをお奨めします。
学さんの事ももちろんご存知で、
窯元の方にお邪魔できるか連絡までしていただいちゃいました。
(残念ながら個展の準備でお留守でしたが・・)

伊賀上野の山裾に、たくさんの窯元があります。
産業会館でも陶芸体験ができるのですが、
今回は窯元に行ってみることにしました。
事前にネットで調べて、常山窯さんへ電話してみると、
息子さんの方が体験をさせてくれるとのこと♪

伊賀焼きは信楽に近く、
昔から良質の陶土が取れたことから
やきもの造りがさかんです。

以下お世話になった「常山窯」さんの「伊賀焼のあゆみ」より。

「須恵器の流れをくむ伊賀焼は、
平安末期から鎌倉初期の創期で、
千利休・古田織部・小堀遠州の指導と、
伊賀城主筒井定次・藤堂高虎の保護育成のもとに
純日本的趣味の陶磁として独創的な発展をとげ、
「和陶の最高峰」と賞揚され現在に至る」

伊賀焼のいいなぁと思うとこは、
自然の土や岩を彷彿とさせるような素朴な風情と、
ビードロ釉や灰釉の織り成す不思議な色味。
学さんの器は形もユニーク。
均整の取れた形というよりは手で作り出した
いびつさが、また良いです!

伊賀焼はある程度厚みがあります。
常滑より高い温度で焼くと聞いた気がします。
それでヒビや割れが出る確率が高くなりますが、
あえてそれを活かした技法もあるとか。

常山窯さんでは大変お世話になりました。
3つ作らせていただいて(すべてろくろ)、
(おわん、湯飲み、花器)
ギャラリーの見学、お昼までいただいちゃった。。
こちらのお母さんと息子さんとの話も楽しかったです。
こちらでは釉薬の調合、販売もしていて(カネゼン釉薬)
私の通ってた大学の芸術学科(だっけ?)にも
送ってたそうです。
この大学は今の私の会社のお客でもあり、
なんだか不思議なご縁。

作品ができたらまたUpします。

この常山窯さんが10月15日(水)-24日(金)まで開催される
東京日本橋三越本店 本館7F会場で行われる
「三重展」に出展されます。
みていただいた息子さんも前半5日間、おられるそう。
会社から近いので、寄ってみようと思います。
ご興味のある方はぜひ伊賀焼を直に見てみてください。
他に三重の特産も色々あります。
真珠、伊賀牛・松坂牛、伊賀組紐など。

また、11月20日(金)-25日(水)ナゴヤドームにて
「ドームやきものワールド」が開催されます。
(10:00-18:00)
日本最大級のやきもの市で全国の有名産地から約300ブース出展。
ここに伊賀焼も出されます。
入場料がかかってしまうのですが、興味がある方はぜひ。
前売り800円。
常山窯さんに連絡すれば当日券(1000円)の100円引きがついたチラシとか
もらえると思います。

お世話になったお礼にちょっと宣伝でした。。


さて、せっかく伊賀に来たんで、
伊賀の名所も行ってみましょー。


「伊賀上野城」


「城からの眺め」

伊賀の風景。



城の中には伊賀焼が展示されてます。






城のそばにある「伊賀流忍者博物館」も行きました。

忍者屋敷があって、色んなしかけが・・・



忍者といえば「忍法」。

最近若年性アルツかなぁ?
ってことが度々あるので「記憶術」とあるのに食いつきました!

が・・・

無理。この忍法、無理!





町中、至る所に忍者。

伊賀、なかなか楽しかったです。

(旅行記、奈良に続く・・)