俳句日記/高橋正子

俳句雑誌「花冠」代表

2月15日(水)

2012-02-15 01:54:53 | Weblog
★梅の香を息に吸い込みあるきけり   正子
咲き始めた梅はかすかな香りを放ちます。ちょうど背の高さにある香りの膜の中を歩く。肺の中に梅の香りが満たされるようである。ゆっくりと香りを楽しみながら歩く作者の姿が浮かびます。(古田敬二)

○今日の俳句
クロッカス陽の一色を受けており/古田敬二
早春の地面近くに花開くクロッカスは、春をさきがけた明るさがある。「陽の一色を受けており」に、太陽のぬくもりと光りを受けたクロッカスの愛らしさがよく表現されている。(高橋正子)

○ネットテレビ
昨日午後、月刊俳句界を出版する株式会社文學の森の<ネットテレビ事業部>から電話があった。インタビュー等の撮影申し入れである。「俳句界ニュース」企画書もファクスで送られてきた。放送日時は、4月上旬放送開始(インターネットでの公開)予定とあった。仮タイトルに<俳句におけるインターネット活用術>とあった。
http://haikukai.tv/

花冠発行所がテレビに紹介されるのは、久しぶりのことだが、新聞雑誌では、以下のように花冠のネット句会が紹介されている。

①「俳句四季」2006年3月号(東京四季出版)に高橋信之「現代俳句への提言/ブログ句会について」が掲載、
②「俳句四季」2006年4月号(東京四季出版)に高橋信之「現代俳句への提言/俳句のIT革命について」が掲載。
③朝日新聞(2006.4.23日曜版be)水煙のブログ句会が紹介されました。その他では、ライブドアとKDDIの俳句のブログが紹介されています。
<ぶらりネット>
「手軽なブログで五・七・五革命」
前文略
俳句雑誌「水煙」を発行する高橋信之さん、正子さん夫妻は、96年に俳句のウェブサイトを開設。昨年秋からはブログ句会(blog.goo.ne.jp/npo_suien102/)も始めた。約30人の会員が毎日、自分のブログを使って投句し、高橋夫妻が定期的に入賞句を選んで発表する。「ネットで俳句をするなら、操作も手軽なブログをお薦めします」と信之さん。「IT化が進む社会で、俳句はどのように新しい創造ができるのか。これは俳句のIT革命なんですよ」(冨岡史穂)
④毎日新聞の「俳句α」に私達のブログが紹介されました。10・11月号(2006年10月1日発行)の119ページです。その中に、高橋信之、高橋正子、竹内よよぎ、臼井虹玉、碇英一、黒谷光子、祝恵子諸氏の俳句が掲載されています。
⑤朝日新聞(2007年1月4日愛媛版)
「子規山脈・・IT化」という見出しで、高橋真紀子記者の取材。
⑥日本経済新聞夕刊(2007年7月6日)

などである。

2005年1月15日には、「MELLOW/シニア情報生活アドバイザーマガジン」第6号に「インターネット俳句の活動」について、下記のように書きました。
 四国松山に事務所を置くNPO法人水煙ネットは、シニア情報生活アドバイザー養成講座実施団体としての活動をしており、「俳句のNPO」をキャッチフレーズに、インターネット上の様々な俳句の活動を行っております。年末年始は、カウントダウン句会(チャット句会)、正月7日(オフ句会)には、横浜三渓園で、首都圏在住の十三名の仲間と松山からは私が参加し、初句会を開きました。(十五日には、月刊俳句雑誌「水煙」二月号・通巻二五七号も発行されます。)
 私たちのネット句会の中心の活動は、月例のオンライン句会です。今月は、九日(日)にオンライン正月句会をいたしました。六十名が集まってのネット上の月例句会は、他に例がないと思います。金賞は、「水満たし七種の色浮かしおり 祝恵子」でしたが、この句の作者は、お孫さんもおられる六十代の主婦です。私たちNPOのインターネット上での活動の特徴は、伝統的な俳句という文化を、現代的なITの力によって、新しく生きいきとしたものにすることにあります。特に、高齢者、主婦、障害者等の活発な活動が目立ちます。毎日の投句箱もあり、「よい生活からよい俳句が生まれる」「細く長く」をモットーに、俳句が日々の生きがいにもなっています。
 この活動は、自分の俳句を楽しむだけではなく、小中学校の授業にも参加して、学校教育のお役にも立っています。授業中にインターネット上の掲示板に書き込まれた生徒の俳句にコメントや添削をして、生徒の学習指導のお役に立っています。私たちのNPO法人の会員は、南は沖縄から北は北海道の網走まで、全国に散らばっていますので、様々な地域の風物を知ることができます。教科書の上だけではなく、生きた学習ができるというわけで、生徒たちにとっては、いい勉強になります。
 私たちのシニア情報生活アドバイザー(えひめ地域ITリーダー)活動の最大の特徴は、経歴や職業、環境や年齢も様々である多様な人たちが集まって、多様な活動をしているということにあります。これらの活動が、日本の将来を明るいものとしてくれのではないかと思います。俳句をITによって活性化することは、時代の要請でもあり、「明るくて深いもの」という日本独自の文化が育っていくことを確信して、日々休むことのない活動を続けています。私たちのホームページを是非、一度お訪ねください。
(メルマガ「MELLOW」は、財団法人ニューメディア開発協会シニア情報生活アドバイザー事務局が発行しています。)

日本経済新聞夕刊(2007年7月6日)では、<ブログで投句 新時代の座>のタイトルで、<インターネットと俳句の相性のよさということで、高齢者や身体障害者もいる。また、多忙な人の貴重な研鑚の場になっている。>など、と紹介されました。

◇生活する花たち「梅・菜の花・河津桜」(伊豆2011)

コメント (1)
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