○イギリス・俳句の旅第3日9月21日
リバプールへ
秋草の朝日にそよぎリバプールへ
牧の草秋草なれば黄の花も
九月の牧遠く羊が草食める
青草も露の草なり牧牛に
露けくて牧の草色みな深し
リバプール
聖堂を出でて仰げる秋の空
リバプール街は雑多に落葉あり
チェスター
チェスターに王女迎えて秋晴るる
城塞を歩むと黄葉の樹に触れぬ
トトレヴァー・ポントカサルテの水道橋
黄葉はじまる水道橋の高さにも
今日の予定は、チェスターのホテル(ホリディインチェスターサウス)を午前8時(日本時間午後4時)に出発し、午前はリバプールとチェスターを観光。午後はトレヴァーへ。水道橋と運河を観光。観光後、午後3時、約120km南のバーミンガムへ向かう。バーミンガムのホテル(パークインバーミンガムウェスト)到着は、午後5時(日本時間22日午前1時)。イギリスでの移動は、すべてバス。
○リバプールは、宿泊しているチェスターから近い港町。それもそのはず、チェスターが港として栄えていたが、港が流れ込む砂で浅くなって使えなくなったため、リバプールが港として使われるようになった。チェスターの港であったところは、競馬場となっていた。
リバプールはビートルズの生まれた街としても有名だが、リバプール大聖堂もあり、降り立っただけでも街の風景に活気が感じられる立体的な街だ。ここでの観光はリバプール大聖堂であったが、聖堂の回廊などを歩くことができた。祭壇のステンドグラスなは、どの教会にもあって、ステンドグラスがなければ、天からの光がとどかないので、信仰心にも影響を与えるだろうと不謹慎な思いもしないでもなかった。この聖堂は、庶民のくらしに入っているようで、ハート型の10センチ足らずの紙に、「息子がよくなりますように!」などと書いて、チャンドルスタンドに似たツリーのようなものに、たくさんかけられていた。聖堂のなかには、ブックストアと称して、観光客用に文房具やカレンダー、ビートルズのCDなと実にいろんなものが売られたいる。教会の回廊を歩いていて、冷たい感じがしないのが不思議だ。この街の素地がビートルズを生んだとも言えるのだろう。リバプールの聖堂で、カレンダーやボールペンを買って次の観光地チェスターへ向かった。
○チェスターの市庁舎近くでバスを降りると、楽隊の音楽が聞こえ、人だかりがしている。やがて、目の前を兵隊の楽隊が行進してきた。楽隊も楽しいが、きょうはアン王女がチェスターに着ておられ、間もなく市庁舎のバルコニーにお出ましになるということで、ローマ時代の遺跡の城塞の見学そっちのけで、みんなで王女の登場を待った。登場までには、まだ20分ほどあるというので、句美子と二人、城塞を見に出掛けた。街を歩いて城塞へ上る階段を見つけたので上ると市内が見渡せた。城塞の外側の街と内側の街がよく見える。ハーフチンバーという木組みの家が美しい。世界で最も美しい街の一つだという。黒い木の部分と、壁の白いところが半々なのだそうだ。建築材料の木が不足するようになり、この建物が造られなくなったそうだ。外観は昔のままに保たれているが、中は改装されてモダンな商店街になっている。ローズという回廊のような部分があって、人はここを行き来して買い物を楽しむ。特殊な建築様式である。城塞の上で通りがかりの人に黄葉の美しい木の名前を尋ねたが知らないという。代わりにここを降りれば教会の庭に出るからと教えてくれた。その通りに行くと、教会の庭も出た。ふいにりすが二匹姿を見せたので、カメラを向けたが、映ったの尻尾だけであったかもしれない。城塞と街を見物して、集合場所にもどると、運よくすぐに王女の登場となって、これも記念にカメラを頭上高くあげてカンを頼りにアン王女を映した。遠くであったが、赤い洋服を着た王女が確かに映って安心した。イギリス国民に人気のある王女だそうだ。これも記念となった。
○ポンテカサルテの水道橋は、運河となっていて、そこを「ナロウボート」という細長い観光船が行き来している。ボートには菫の鉢植えなどをきれいに飾ってある。橋の上ではボートはすれ違えないと思うほど狭い。幅は4メートルぐらいだろう。
▼港湾都市リバプールは、ザ・ビートルズ誕生の地として名高い:
http://www.visitliverpool.jp/
▼チェスター:
http://urara-y.at.webry.info/201007/article_10.html
▼トレヴァー・ポントカサルテの水道橋と運河
http://yukainatousan.blog2.fc2.com/blog-entry-609.html
◇イギリス俳句の旅「トレヴァー・ポントカサルテの水道橋と運河」
リバプールへ
秋草の朝日にそよぎリバプールへ
牧の草秋草なれば黄の花も
九月の牧遠く羊が草食める
青草も露の草なり牧牛に
露けくて牧の草色みな深し
リバプール
聖堂を出でて仰げる秋の空
リバプール街は雑多に落葉あり
チェスター
チェスターに王女迎えて秋晴るる
城塞を歩むと黄葉の樹に触れぬ
トトレヴァー・ポントカサルテの水道橋
黄葉はじまる水道橋の高さにも
今日の予定は、チェスターのホテル(ホリディインチェスターサウス)を午前8時(日本時間午後4時)に出発し、午前はリバプールとチェスターを観光。午後はトレヴァーへ。水道橋と運河を観光。観光後、午後3時、約120km南のバーミンガムへ向かう。バーミンガムのホテル(パークインバーミンガムウェスト)到着は、午後5時(日本時間22日午前1時)。イギリスでの移動は、すべてバス。
○リバプールは、宿泊しているチェスターから近い港町。それもそのはず、チェスターが港として栄えていたが、港が流れ込む砂で浅くなって使えなくなったため、リバプールが港として使われるようになった。チェスターの港であったところは、競馬場となっていた。
リバプールはビートルズの生まれた街としても有名だが、リバプール大聖堂もあり、降り立っただけでも街の風景に活気が感じられる立体的な街だ。ここでの観光はリバプール大聖堂であったが、聖堂の回廊などを歩くことができた。祭壇のステンドグラスなは、どの教会にもあって、ステンドグラスがなければ、天からの光がとどかないので、信仰心にも影響を与えるだろうと不謹慎な思いもしないでもなかった。この聖堂は、庶民のくらしに入っているようで、ハート型の10センチ足らずの紙に、「息子がよくなりますように!」などと書いて、チャンドルスタンドに似たツリーのようなものに、たくさんかけられていた。聖堂のなかには、ブックストアと称して、観光客用に文房具やカレンダー、ビートルズのCDなと実にいろんなものが売られたいる。教会の回廊を歩いていて、冷たい感じがしないのが不思議だ。この街の素地がビートルズを生んだとも言えるのだろう。リバプールの聖堂で、カレンダーやボールペンを買って次の観光地チェスターへ向かった。
○チェスターの市庁舎近くでバスを降りると、楽隊の音楽が聞こえ、人だかりがしている。やがて、目の前を兵隊の楽隊が行進してきた。楽隊も楽しいが、きょうはアン王女がチェスターに着ておられ、間もなく市庁舎のバルコニーにお出ましになるということで、ローマ時代の遺跡の城塞の見学そっちのけで、みんなで王女の登場を待った。登場までには、まだ20分ほどあるというので、句美子と二人、城塞を見に出掛けた。街を歩いて城塞へ上る階段を見つけたので上ると市内が見渡せた。城塞の外側の街と内側の街がよく見える。ハーフチンバーという木組みの家が美しい。世界で最も美しい街の一つだという。黒い木の部分と、壁の白いところが半々なのだそうだ。建築材料の木が不足するようになり、この建物が造られなくなったそうだ。外観は昔のままに保たれているが、中は改装されてモダンな商店街になっている。ローズという回廊のような部分があって、人はここを行き来して買い物を楽しむ。特殊な建築様式である。城塞の上で通りがかりの人に黄葉の美しい木の名前を尋ねたが知らないという。代わりにここを降りれば教会の庭に出るからと教えてくれた。その通りに行くと、教会の庭も出た。ふいにりすが二匹姿を見せたので、カメラを向けたが、映ったの尻尾だけであったかもしれない。城塞と街を見物して、集合場所にもどると、運よくすぐに王女の登場となって、これも記念にカメラを頭上高くあげてカンを頼りにアン王女を映した。遠くであったが、赤い洋服を着た王女が確かに映って安心した。イギリス国民に人気のある王女だそうだ。これも記念となった。
○ポンテカサルテの水道橋は、運河となっていて、そこを「ナロウボート」という細長い観光船が行き来している。ボートには菫の鉢植えなどをきれいに飾ってある。橋の上ではボートはすれ違えないと思うほど狭い。幅は4メートルぐらいだろう。
▼港湾都市リバプールは、ザ・ビートルズ誕生の地として名高い:
http://www.visitliverpool.jp/
▼チェスター:
http://urara-y.at.webry.info/201007/article_10.html
▼トレヴァー・ポントカサルテの水道橋と運河
http://yukainatousan.blog2.fc2.com/blog-entry-609.html
◇イギリス俳句の旅「トレヴァー・ポントカサルテの水道橋と運河」