
初めての船釣りが、生憎の雨の中。
「私、船酔いはしませんよ」と、笑顔で釣りをスタート。
いきなりのカンパチの釣果に、雨模様の中に笑顔が輝いた。
かめや釣り具宮崎店(神宮店)の岡本さん、岩切さんと雨の中釣りをスタートした。
北西の風が、肌に冷たく感じる。
雨模様の中、海が荒れることも予想したが、以外にも出だしは波静か。
そんなドンヨリとした天気の中「来ました!」と、岩切さんにアタリが来た。

「多分、カンパチですね」時折見せる鋭い突っ込みが、カンパチの特徴の一つ。
「重いです。凄いです」
少しの興奮と緊張の混じった、やり取りが楽しそうだ。

2キロ弱のカンパチが上がってきた。
いきなりのカンパチに、笑顔が良い。
「やりましたね。おめでとう」と、ガッチリと握手して祝福する。
岩切さんに、次の当たりも直ぐに来た。

「うわっ、凄い引きです」
横で、師匠格の岡本さんが、丁寧にアドバイスしている。
「慌てなくて良いよ」
「ゆっくり巻き上げて」
やがて、カンパチが姿を見せた。

最初のカンパチよりも、少し大きく感じる。
岡本さんにも、アタリが来た。
落とし込み釣りで、ベイトになる鰺を狙っていた岡本さん。

良型の真鰺がヒットしてきた。
「さあー、今からだぞ」と、思ったが、風が北東に変わってきた。
干潮の潮止まりが過ぎて、下り潮の流れも2ノット近くになってきた。
「流れが速くなってきましたね」と、岡本さん。
潮が速くなって、ウネリも少しずつ高くなり始めた。
頑張ればアタリは続くはずだが、ここは、安全第一。
「風が変わって、白波が出てきましたので移動します」
残念ではあるけれど、内場に移動する。
「此処では、ロックフィッシュから入りましょうか」
夏場なら、シブダイ釣りのポイントになるところに入る。
「水深は、10メートルです」
一投目から、岡本さんがエンジン全開。



35センチクラスのアカハタを連発。
「カンパチの悔しい気持ちを、スッキリさせます」
と、スタートダッシュが素晴らしい。
しかし、その間にも、岩切さんにロックフィッシュの手ほどきを忘れない。

その甲斐あって、アタリが続く。


アラカブが、ヒットしてきた。
「唐揚げが美味しいですよね」
「味噌汁も美味しいですよ」
雨が降って、寒い中暖かい話で盛り上がる。
ロックフィッシュのアタリは、続いた。


真ハタのヒット。
アラカブのヒットと、楽しい時間。
一方で、浅場での強烈なアタリに、仕掛けが着られることも。
「今のは、一気に持って行かれました」
岡本さん、岩切さんの仕掛けが着られる事も、しばしば。
しかし、時間の経過と共に寒さも増してくる。
昼前には「止むでしょう」と思っていた雨も、なかなか止む気配がない。
「来ました」

岩切さんにアカハタがヒット。
このアカハタを最後に「帰りましょうか」と、納竿する事にした。
雨の中、岡本さん、岩切さんの笑顔が暖かかった釣りになった。