釣船 開進丸(鯛ラバ、ジギング、一つテンヤ)

釣れる日もあれば、釣れない日もある。楽しかったり、悔しかったり「船釣り」の一時を過ごしてみませんか。

4月4日 今日も、凪のち時化

2018年04月04日 | 日記
「今日も、昼から風が変わるかもしれませんね」

「南が入ってくるかもね」

「風が変わって。時化る前に移動しましょう」

「午前中勝負ですね」

凪のち時化に成る前に頑張ろう、と港を出る。



釣りが始まると、いつもお日様に手を合わせる。

「今日も、宜しくお願いいたします」

神頼みなのだが、真剣だ。

潮行きも上り潮が、ゆっくりと沖に払い出している。

0.5ノット前後と、ゆっくりとした速さだ。

小河さんにアタリが来た。



竿先をコンコンと叩く、良い感じのアタリだ。



食べ頃サイズの真鯛が上がってきた。

船首では、金丸さんも何かをヒットさせている。





ガンゾウヒラメが上がってきた。

良い感じのスタートかな。

釣り始めから、気になっている風が少し弱くなってきた。

「ポイントを移動してみますか」

「良いね。移動しましょう」

最初のポイントは、エソが増えてきたこともあり、ポイントを移動する。

「魚礁の形は、小山みたいに盛り上がっています」

一斉に、仕掛けを落としていく。

すると金丸さんに、直ぐにアタリが来た。

「着底して直ぐに来た」







良い感じの竿の曲がりを見せている。

「真鯛みたいね」

「そうだと良いね」



59センチ、2.3キロの良型雄の真鯛。

真鯛とのやり取りを楽しんだ、笑顔が良い。



渕上さんにもアタリが来た。

「走り回りますね」



上がってきたのは、マルソーダ。

バタバタ暴れるものだから、直ぐに血が出て、アタリ中に飛び散る。

「血抜きしましょう」と、バケツの中に入れる。

渕上さんの調子が徐々に上がり始める。



「レンコダイみたいに感じですね」







立て続けに良型のレンコダイがヒットしてきた。

潮が真北に流れ初めて、良い感じになってきたようだ。

しかし、風も北西から南東に変わってきた。

「風が変わってきましたね」

「後、1から2回ほど流したら、南東の風が強くなる前に移動しましょう」

竿を出す時間も、限られた範囲になってきた。



釣りは「釣るか逃げられるか」の、単純勝負。

しかし、その勝負には、心から熱い物が流れる。

今日も、厳しい勝負が何度か繰り広げられた。





小河さん、渕上さんに強いアタリが来て、竿先が海面に突っ込む。

「おおっ、走るど!」

針が切られ、リーダーが切られと、口惜しい思いが待っていた。

口惜しい思いは、次に繋がる。

強くなってきた、南西の風を避けて帰港した。