釣船 開進丸(鯛ラバ、ジギング、一つテンヤ)

釣れる日もあれば、釣れない日もある。楽しかったり、悔しかったり「船釣り」の一時を過ごしてみませんか。

10月25日 波の間に間に

2016年10月25日 | 日記
昨日ほどではなかったが、今日もウネリは高かった。

最初は大島の内場で様子を見ていたが、朝のうちは波自体は高く感じなかった。

ゆっくりとウネリを乗り越える気持ちで、船を進めれば沖に出られそうだ。

大島と水島の間に立つ、ウネリは大きい。

水島が波を被っているが、前回のような1瀬の高場まで白波が駆け上がるほどではない。

水深80メートルのところまで出てみた。



水島にウネリが被さっていくのが見える。

潮は、潟からの払い出しになって、南東方向に船が流されていく。

流れる速さは0.7ノット位で、ジギングや鯛ラバをするにはちょうど良い。

ベイトの魚影も、魚探には映し出されている。

しかし、纏まって立ち上がるような感じではない。

小さいベイトボールになって、転々と散開している。

ウネリの波長がウネリの底から天辺まで、3メートル位はありそうに感じる。

船首方向を南東に向けていると、船首部がウネリに突っ込みそうな位のウネリが来る。

鯛ラバもジギングも、ウネリに相当持ち上げられて、ヒットする率は極端に下がるだろう。

実際、ジギングでジグをしゃくっていると、何かがバイトしてくるのだが、ウネリで船が持ち上げられた時に、ジグも持ち上げられバイトが無くなる。

どうしようと考えている時、目の前を背びれを出して鮫が泳いでいった。

途中で何かに襲いかかったのか、海面で水飛沫を上げて体を捻っているのが見える。

すると、ジグに何かがヒットした。

強烈にラインが出ていく。

私の頭の中は、ジグを加えた青物が泳いでいるけど…。

何度も抵抗は見せるが、じわじわと上がってくる。

「見えた…んっ…、鮫…鮫だ」

どうしようと思ったが、ここは船には上げたくない。

泣く泣くお気に入りのジグだが、リーダーを掴んでハサミで切った。

鮫の口に、ジグが半分入っているのが見えた。

お茶を飲んで、気持ちを落ち着かせる。

鯛ラバに替えて、やってみよう。

なかなか、当たりが出ない状況だが、時折何か着底時に絡みついてくる感じがある。

「何かな」

再び、鯛ラバを落としたときヒットした。

最初の走りは、ラインが引き出されたが、後は重々しい引きを見せながら上がってくる。



1キロクラスのヒラメだった。

「良かった」

外道で終わりかと思っていただけに、ホッとした。

ヒラメが釣れたのが、ちょうど12時。

昼からは、別の用事があるので帰港した。