回遊魚の旅日記

時の流れる音をききながら歩いたり歌ったり
少しづつ昔の暮らしをとりもどしつつ。

中仙道を歩く⑦松井田(西松井田)~横川

2015-06-15 14:56:03 | 中仙道(中山道)

6月13日(土) 晴れ

約2か月ぶりの中仙道。同道5名、ダンチョウさん、Bちゃん、リエちゃん、ろくさん、わたしめ。

上野10時30分発の普通籠原行き。籠原で乗り継ぎ高崎まで。高崎から信越線で西松井田に着いたのは12時40分ごろ。

降りるとまるで真夏のような暑さ。

前回終わった交差点まで折り返し、松井田城址跡に建立されている補陀寺を見学。

 

西松井田から宿泊予定の横川までは約7㎞で距離は短く信越線の線路に沿った平らな道。

しかし暑い。歩くときの最大の敵は大雨ももちろんだが、蒸し暑さと強烈な日差しによる体力消耗である。

特に今日のように午後から歩き出す時は覚悟が必要。

それでも5人で歩いていると話もいろいろ弾み、野生のクリの木やら青竹やらクワの実やらアンズやらを採ったり拾ったり・・。

何度も線路を右に左に横切って進む。

古い道であまり開発もされていないので古い遺構がところどころに残っている。

妙義山をバックに立つ夜泣き地蔵と茶釜石。

横川の手前の線路湧きに鬱蒼とした杉林に囲まれた碓氷神社。

これから峠をこえようとする旅人が旅の無事を祈ったのだろうか?

ひんやりとした雰囲気で神気漂っていた。

 

まもなく横川。ご存じ釜飯のおぎのやさんの古い店構えが目印!

現在は信越線は横川が終点。

学生の頃は毎年野尻湖の合宿のためにこの信越線に乗り、この横川で電車の窓を開けてホームで待ち受ける駅弁やさんから

争うように釜飯を買ったものだ。

現在の横川駅の周囲は公園と鉄道博物館になっている。

新幹線の開通のために切断された軌道が何度来ても痛々しく感じられる。

 

 

碓氷の関所を見て今夜の宿「東京屋」さんへ。

着いてすぐに出された梅ジュースの美味しかったこと!!

夕食は土地の山菜やヤマメの焼き物など・・。

 

そして、夕食後の歓談のときに宿のおばさんから「今頃になると山蛭が出るので気を付けないと」と忠告をたもうた。

なんでも山蛭は、動物の呼気や歩く振動を感知し、落ち葉のたまりや茂みなどからウニョウニョと寄ってくるのだそうだ。

靴の中に這いずりこんで靴下の上からでも噛みつき、ヒルジンとかいう血小板を壊す毒素?や噛みついても相手にばれない麻酔薬のようなものを

注入しながら血液を吸い、わからずにいるといつのまにか体の上の方まで這い上がって血を吸って膨れ上がり黒いゲンゴロウみたいになるのだそうだ;;

(こういう気持ちの悪い話はなぜかしっかり憶えていて、それも恐ろしきかな~++)

この夜は、ヒルの恐ろしさが頭を駆け巡り、おまけに真夜中の滝のような大豪雨の音に叩き起こされ、眠れぬ夜を過ごしたのであった。

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横川への途中のコンビニで見つけた「ぐんまちゃん焼きそば」☆


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