パリ五輪第3日の28日、2連覇を狙う柔道女子52㌔級の阿部詩選手は2回戦で敗退しました。1回戦では見事な一本勝ちを収め、その勢いで優位に進めたこの試合でしたが、残り約1分で思いがけない一本負けを喫しました。
これまでの輝かしい戦績、今大会に臨む決意、試合経過などが詳しく載っていましたが、句作りに切り取った材料は「絶対的な優勝候補だった阿部詩が、パリの畳で壮絶に散った」「全てを懸けて臨んだ五輪で落とし穴にはまった」で、これらを煮詰めた中七下五に加え、上五には隠し味として詩選手を忍び込ませています。
兄の一二三選手は期待通り金メダルを獲得し、次こそは兄妹そろって金メダルを取ると話していました。詩選手のコメントは確認していませんが同じように考えていることと思いますので、重荷にならないように応援したいものです。
選者はそれに気づいたのでしょうか?
このブログをご覧になっているなら、「気づいていたわい」とコメントされるかもしれませんね。
ちなみに小生はまったく気づきませんでした。
今後山歩きさんの川柳には、さらに「目を凝らして」いかなければと思いました。
> 隠し味... への返信
こちらにもコメントありがとうございます。
上五は「目ウタがう」か「目UTAがう」という手もありましたが、あざといとの批判を気にして、控えめにしました。
無意識に、偶然出来た掛けことばもありました。これからも宜しくお願いします。