はりさんの旅日記

気分は芭蕉か司馬遼太郎。時々、宮本常一。まあぼちぼちいこか。
     

伏見で酒蔵の街をぶらり

2016-06-11 12:55:55 | 京都をぶらり
伏見は、かつて「伏水」と呼ばれたほどの名水の地です。その水が酒造りに適していたことから、醸造が盛んになったようです。今から400年ほど前のことですから、秀吉さんが伏見を新しい首都にしようと考えて、大工事をはじめた頃ですね。

酒蔵街にやってきました。ここは月桂冠大蔵記念館です。それにしても大きな酒蔵です。






酒蔵街には宇治川派流が流れ、観光用の十石舟が走っています。






その流れに沿った場所に「寺田屋」があります。坂本龍馬が活躍した幕末の歴史の舞台でもありますね。鳥羽伏見の戦で、元の寺田屋は焼けたそうで、今の寺田屋は明治のものだとか。




寺田屋からすぐのところに、カッパでおなじみの黄桜酒造がありました。小島功さんのカッパの絵は、昔コマーシャルでよく見ましたね。この日は暑かったので、お酒というよりはビール日和だったので、黄桜酒場で地ビールをいただきました。






どちらを見ても酒蔵がつづいていました。


伏見で出合った鉄道遺産<澱川(よどがわ)橋梁>

2016-06-09 21:55:55 | 鉄道
伏見あたりを歩いていると、やたら大きな鉄橋が目に入ります。
その橋は、宇治川に架かる近鉄京都線の鉄橋です。正しくは「澱川(よどがわ)橋梁」と言います。



電車が走っているのを見ると、さらに大きく感じます。長さは約160メートル、高さは24メートルです。



日本一巨大なトラス橋だそうです。当初は橋桁のある橋梁を計画していたそうですが、建設当時は陸軍の演習地で橋脚の許可が下りずに、こんな巨大なトラス橋になったそうです。



完成したのは1928年で、今年で88歳になるそうです。元気でがんばっていますね。



橋梁の少し上流には、あの観月橋が架かっています。

伏見はお酒で有名なところですが、秀吉さんの伏見城や坂本龍馬の活躍など歴史の町でもあるんですね。この澱川橋梁も歴史の一ページでしょう。

次回は、伏見のまちをぶらりします。

雨の三室戸寺へ

2016-06-08 20:41:35 | 寺社めぐり
6月7日は、雨の三室戸寺を訪ねました。目的は紫陽花でしたが、もちろんお参りもです。
三室戸寺は、西国三十三所の第十番札所です。実は、西国三十三所は2007年に巡りました。この三室戸寺も同年の7月に訪れています。その時は、紫陽花も終わった頃だったと思います。当時はカメラも一応は持っていましたが、写したり写さなかったりで、三室戸寺の写真は残っていません。

三門をくぐると、長い階段があり、それを上りきったところが本堂です。



西国三十三所巡りでは、本堂でお参りを済ませたら、納経所で御朱印をいただくのがお決まりでした。はじめた頃は、なんとなくスタンプラリーみたいやなと思っていたのですが、そんな軽いものではありませんぞ!
それがやみつきになって、四国八十八ヶ所も行っちゃいましたが…。



本堂の横には阿弥陀堂があります。ツツジが残っていたので一緒にパチリです。



本堂の前にはハスの鉢が並んでいました。ハスが咲いた風景は極楽浄土なんでしょう。でも、まだつぼみです。



ハスの花はお釈迦さまの台座にもなっている花です。ありがたいお花です。



ハスの葉には水玉がありました。



参拝に訪れたみなさんも、しっかりお祈りをしていました。



我が芭蕉さんの句碑もありました。「山吹や宇治の焙炉のにほふ時」 ここで詠んだのかどうかわかりませんが、宇治らしい句ですね。宇治茶の香ばしい匂いがします。

お別れは、雨の中の紫陽花です。



三室戸寺の紫陽花

2016-06-07 20:29:50 | 花めぐり
今日は雨でしたが、宇治の三室戸寺(みむろとじ)に行って来ました。
雨に似合う花といえば紫陽花ですね。三室戸寺は紫陽花の寺として有名なところです。(ツツジも名所らしいです)



三室戸寺は、西国三十三所の第十番札所にもなっています。(詳しくは次回に)



紫陽花の写真なら近所の庭先でも撮れるのですが、せっかく三室戸寺まで来たので、それらしい写真を狙ったのですが…。



雨の撮影は苦労します。傘をさしながら、カメラを濡らさないように気をつかいます。撮影の集中力が欠けますね。(言い訳です)



滴を狙ったのですが、どうしてもピンボケしてしまいます。



境内にある「あじさい園」には50種約1万株が植えられているそうです。杉木立を縫うように紫陽花が咲いています。



ライトアップもあるようですよ。



雨は降り続いていましたが、人出はけっこうありました。昨日のNKHテレビでは大和郡山の矢田寺の紫陽花を紹介していました。どちらにしようか迷ったのですが、結局三室戸寺にしました。



裏山も雨で霞んでいます。

<つづく>


初夏の京都を歩きました(真如堂あたり)

2016-06-04 12:38:57 | 京都をぶらり
岡崎神社(うさぎの神社)にお参りのあとは、となりの岡崎別院との間にある細い道を上って行きました。
この道は、「黒谷さん」とよばれている金戒光明寺に通じる道です。表参道ではありませんが、風情のある道です。京都ではこんな道を見つけて歩くのがおもしろいですね。

 (黒谷さんへの道)

階段を上ると、紫陽花?が咲いていました。どんな種類なんだろう?



しばらく行くと、金戒光明寺の極楽橋のところに出てきました。御影堂の方には行かずに、三重の塔をめざして階段を上っていきます。両側にはお墓がびっしりと並んでいます。

 


三重の塔から更に墓地の中を北に向かって進んでいくと、真如堂に行き着きます。去年の夏にも来たのですが、青もみじがうつくしいです。その時も思ったのですが、やっぱり秋に来たいお寺ですね。

 (青もみじとお堂)

青もみじも美しいのですが、新緑ばかり見慣れてくると、勝手なもので今度は紅葉が見たくなってきます。

 (お堂の窓に)

真如堂には紫陽花も咲いていました。本堂の裏側のあたりです。



紫陽花越しの大文字山です。



奥の方では女性が熱心に絵を描いていました。



帰りは、白川通に出る道を選びました。白川通の方から来ると、こんな階段を上っていきます。




今回の京都散歩はここまでです。