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はりさんの旅日記

気分は芭蕉か司馬遼太郎。時々、宮本常一。まあぼちぼちいこか。
     

伊豆・箱根の旅 (箱根から修善寺へ)

2016-11-16 19:29:38 | 旅行
旅二日目の朝は、雨の音で目が覚めました。けっこう降っていましたが、雨雲レーダーを見れば次第に止んできそうなのでちょっと安心です。今日は三島に下りて、そこでみんなと落ち合う予定です。

朝の元箱根は、雨はあがり少し青空が見えはじめてきました。しかし、富士山の姿はありません。本来なら右手の方に富士山が見えるのですが…。


海賊船もまだ動いていない、静かな芦ノ湖です。


元箱根から箱根町にかけては、旧東海道が通っていたところで、今も杉並木がつづいています。その先には箱根の関所が控えています。厳しい取り調べがあったのでしょうか。昔の旅人は、なにかと大変な思いをして旅をしたのでしょう。

さて、私たちは元箱根発9時25分の路線バスで三島をめざします。


ところで、このバスには私たち二人しか乗っていませんでした。出発前から運転手さんといろいろお話をして、すっかり仲良くなってしまいました。三島の町が近づいてきたあたりまで私たち二人だけだったので、運転手さんはマイクを通して、道路沿いの名所などを案内してくれました。道路の下を通っている旧東海道の石畳です。(もちろん説明を聞いて写しました。)


これは最近完成した三島の新名所「スカイウオーク」です。パチンコ屋さんが造ったそうで、トイレは2億円もかけたそうです。(もちろん運転手さんから聞きました。)


三島が近づくと何人かの地元の人が乗ってきましたが、運転手さんは気軽に声をかけていました。乗ってくる人も顔見知りなのか、和気あいあいとしたひとときでした。この運転手さんのおかげで、楽しい旅の思い出の1ページとなりました。


三島に到着した私たちは、三嶋大社にお詣りをして、集合場所の「桜家」さんへ向かいます。


「桜家」さんは、創業が安政三年という、うなぎ料理の老舗です。私は2度目ですが、連れあいさんは5回ぐらい来ているようです。人気のあるお店なので、いつも混んでいます。


20分ほど待ったでしょうか、うな重が目の前にやって来ました。どうですか、いい具合に焼き上がっていますね。もちろん美味しかったです。


うなぎでお腹もいっぱいになり、幸せになった私たち一行は、広小路の駅から伊豆箱根鉄道に乗って修善寺へと向かうのでした。


修善寺温泉にははじめて訪れましたが、落ち着いた温泉場で気に入りました。宴会の前に川に沿った「竹林の小径」を散策しました。


赤い橋がいくつか架かっており、「恋の橋めぐり」と言われているそうです。


風情のある旅館もありました。川端康成『伊豆の踊子』の舞台は、もう少し先の湯ヶ島温泉なんですが、妙に懐かしい気がしました。


もちろん修善寺があります。ここも弘法大師ゆかりのお寺のようでした。


修善寺温泉の湯もいいお湯でした。のんびりと温泉につかり、1年ぶりにあった仲間ともワイワイと語り合い、楽しい夜は更けていきました。

<もう少しつづきます>