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児童文学作家 加藤純子のblog
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スズメ

2014年02月07日 | Weblog

          

 岩波科学ライブラリーから出版されている『スズメ』(三上修/著、岩波書店/刊)という本では、スズメとは何者か、どこからやってきたのかといった、知っていそうで知らないスズメの正体というのをつまびらかにしています。

 またその本によると、スズメは人間が住んでいる近くで子どもを繁殖し、子育てをするそうです。

 けれどスズメほど、人間に対して用心深い鳥もいません。

 その本では、過去において人間は食料のため駆除のため、スズメをとり続けた歴史があったらしいです。

 そういったことから遺伝子的に人間への警戒感が、スズメの脳内にはプログラミングされているのではと書かれています。

 

 ところが公園で、びっくりするような光景に出くわしたのです。

 スズメが人間の手から、餌を啄んでいたのです。

 それも何度も、何度も・・・。

 写真に写そうと試みましたが、その一瞬を掴めませんでした。

 帰り道、お買い物のキャリーバックを転がしながら、あれこれ考えていました。

 そういえば昔話に「舌切り雀」というのがあります。

「大きいつづら」と「小さいつづら」の、あのお話です。

 あそこには、スズメを飼っている心やさしいおじいさんが登場します。

 あのお話では、人間とスズメはなかよく共存していたのです。

 ということは、こうした情景もありなのかもしれない・・・。

 

 こうして自然と一体化している公園を歩きながらお買い物にいくと、実にさまざまな「考えるための宿題」を与えてくれるのでおもしろいです。

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2 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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Unknown (マル)
2014-02-07 10:44:21
確かに、子供のころ周りにはたくさんの雀がいましたが、人の気配がするとあっという間に飛び立っていました。

人との関わりは、環境によってずいぶん違ってしまうんだなあと思うこともよくあります。

駅の近くにいる鳩たち。
自転車で近寄っても飛び立つどころか歩いて逃げる気すらなく、こちらがよけなくてはなりません。
飛び立つのが間に合わず、車にひかれた鳩を見たことも。
フライドチキンの骨をついばんでいる鳩を見たときにはギョッとしました。
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Unknown (加藤純子)
2014-02-07 13:58:10
マルさん

おっしゃるように、スズメはあんな身近な鳥だったのに、近頃で見かけたと思うと、さっと飛び立ってしまいます。

そうそう、鳩!!
ほんとうにいやです。
春にはベランダにやってきたり(お隣が日経新聞のビルで、そこで一段落して再び飛んでくるようです)公園でお買い物のビニール袋を、ちょっと直したりしていると、そこに大群で飛んできます。
鳩の集団行動には、恐怖を感じることがあります。

フライドチキンの骨をついばむ、鳩!!
ぎゃ~!!ですね☆
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