20階の窓辺から

児童文学作家 加藤純子のblog
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「オクサンの俳句」from日経新聞

2009年01月15日 | Weblog
 今夜は今年はじめての初句会です。
 
 先日、日経新聞でねじめ正一さんが書いていらした「オクサンの俳句」というエッセイがとってもおもしろくて、切り抜いてコピーしてしまいました。
 そのコピーを今夜は、句会の男性陣の皆さまにプレゼントするつもりです。きっと共感していただけるでしょうから。

 エッセイの内容をちょっとご紹介すると、ねじめさんの奥さまと俳句とのおつき合いのはじめは、彼女のお義父さま、すなわちねじめさんのお父さまが俳句をやっていらして、その感想を電話で求められたのが最初だったそうです。
 そしてお義父さまが亡くなられると、今度はお義母さまが俳句をはじめ、ときには何時間もの電話攻勢で感想を求められたらしいです。そのお義母さまも亡くなられ、7年前からは夫であるねじめさんが俳句をはじめその感想を求められるようになって、と連鎖は続き・・・。
 長い年月、感想を求められ続けた奥様は、とうとう俳句と聞いただけでドドッと疲れが出るようになったそうです。
「俳句のない国に住みたいわ」とため息をつかれて。
 ところがところが、その奥さまが突然、俳句作り宣言を!
 そしてインターネットの句会で「天」を取られたそうです。

 エッセイを読みながら私は、にたにたしながら「わかる、わかる」と、ねじめさんの気持ちに同感し読んでいました。
 そして読み終えての感想・・・、これはねじめさんから奥さまへの、なんとも手のこんだすてきなラブレターでした。実にチャーミングな奥さまに向けての。
 それでは、その、ねじめ夫人の句をふたつ。  

 今朝の嘘きのうよりまし葱刻む
 奥様は魔女より怖い雪女
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