20階の窓辺から

児童文学作家 加藤純子のblog
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淋派のきらめき

2015年05月13日 | Weblog

          

          

          

 うっかりしておりました。

 京都の「細見美術館」の淋派の展覧会が、月曜日まで日本橋高島屋で開催されていました。

 写真を撮ってきておりましたが、忙しさで、そのままになっておりました。

 

 桃山時代の京都画壇には、この淋派と、狩野派、そして長谷川派など、さまざまな絵師たちがいました。

 先日「日曜美術館」で、「狩野派 革新がつむいだ400年の美」というのをやっていて、 長谷川等伯の生涯を描いた小説の作家(『等伯』で直木賞受賞)安部龍太郎さんも出演されていました。

 桃山時代、日本美術を代表する巨匠を生み出した絵師集団「狩野派」は、絢爛豪華な障壁画を武器に、幕府の仕事を一手に引き受け、室町時代から400年にわたって画壇の頂点に君臨し続けた集団でした。

 世界でも類を見ないといわれるその繁栄を支えたものは、一体何だったのか。そんな世界にとても興味がありました。

 

 一方、淋派といえば、本阿弥光悦・俵屋宗達・そして尾形光琳へとつながっていく絵師たちです。

 彼らは狩野派のように、組織で動くのではなく、個々に淋派という流儀を学びながら、それぞれが自分の世界を作り上げていった人たちです。

 また長谷川等伯の一派もあってと、桃山時代とは言え京都画壇には、それぞれ違った立ち位置の絵師たちがいたわけです。

 

 余談ですが、安倍さんは「長谷川等伯の息子が、狩野派の軍団養成所に入り・・」という長谷川等伯と狩野永徳との確執を作品に描いています。

 淋派から外れてしまった書き込みになってしまいましたが、狩野派も淋派も等伯も、私は人間を描くという視点からながめた絵師たちのすがたにとても興味を持ちました。

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