太陽光発電シニア

太陽光発電一筋、40年をはるかに過ぎたが何時までも興味のつきない厄介なものに関わってしまった。

政治家より目立ってどうする

2021-07-23 07:43:44 | 日記
 今日はオリンピックの開会式である。それにしても直前まで多くの人が辞任とか解任に追い込まれたものだ。特に組織委員会が酷い。政治家より目立ってどうする。理由は様々だが任命時の身体検査など無かったのだろう。トップは個々の人選をしているわけではないと一応弁解らしきものもあるが、社長が社員の不祥事に対して、雇用に至った詳細は承知していないと言っているようなもので筋は通らない。今年初めの国会で首相は「人類が新型コロナウィルスに打ち勝った証として、また東日本大震災からの復興を世界に発信する機会として」と高らかに宣言した。随分過去の発言や行動が問題となって辞めた人もいるがこれは半年前である。その後「世界団結の象徴」とか「コロナと戦う五輪」「戦いに打ち勝つどころかボロ負け」など様々な表現が見受けられるが端的に言えば「試練の五輪」だろう。コロナ感染は急拡大の様相、もし関係者でクラスターなど発生すればプログラムの大幅変更もあり得る。安心・安全もやってみなければ分からないという「賭け」である。
 最近もっとも驚いたのは経済界の要人が相次いで華ともいえる開会式の欠席を表明したことである。スポンサー企業の代表は企業イメージと天秤に懸けての判断であったことは間違いないだろう。そんな中ブレない人や企業もある。代表は矢張りIOCのバッハ会長だろう。企業ではコカ・コーラだろうか。大スポンサーらしいがある競技会場ではコカ・コーラ以外のドリンクはラベルを剥がして持ち込むようにと要請したとか。事実ならまるでNHKである。コカ・コーラ社は環境貢献にも先進的な企業として有名だがこんなセコイところもあったのだ。途上国の僻地を回っていた頃、安全な飲み水を確保することは最優先事項であった。首都で買ったミネラルウォーターも尽きてしまうと良くコカ・コーラを飲んだ。結構な田舎に出掛けてもコカ・コーラは進出していた。有名な飲料であり信頼もできた。何度もお世話になりながら無事帰ってくると、コカ・コーラは温暖化ガス対策に熱心であるが飲んだ後のゲップでチャラになっているのではなどと失礼な皮肉も言ってしまった(幸いだれも過去の発言に気付いていない)。選手は勿論、多くの関係者にとって名誉ある大会に携われたことは一生ものの記憶になる筈だが九回裏のサヨナラエラーのように苦い思い出を引きずる人も相当出て来るだろう。良し悪しは別にしてドラマチック五輪は間違いないだろう。もっと素直に五輪を楽しもう?勿論そのつもりだが。