太陽光発電シニア

太陽光発電一筋、40年をはるかに過ぎたが何時までも興味のつきない厄介なものに関わってしまった。

読み返すのも悲しくて

2020-05-16 09:27:16 | 思い出話

ブログにアクセス解析というのがあってどのブログが読まれているのかが分る。自分で過去のものを読み返す機会は殆ど無いが今でも意外に多くの人に読まれている記事がある。2019年2月10日の『涙なしには見られない』である。決して何か役に立つとか、とりわけ名文であったと言う訳ではなく意外である。偶然NHKBSでモンゴルのマンホールチルドレンを扱ったドキュメンタリーがあった。プロジェクトの関係で30回くらいモンゴルには行ったこともあり懐かしくてつい見た番組である。街の風景もここは行ったことがあるとか登場する人達は何処か見覚えがあるような顔立ちばかりである。ブログはこの番組の感想文のようなもので全く個人的感傷だと思っていた。番組の方は内容が素晴らしくしかもドキュメンタリーである。弊ブログよりも機会があれば一人でも多くの人に是非ともこの番組を見て欲しいと思う。

ブログの最後の文に亡くなったチャトラーさんが突然登場するが、仕事を通じて知り合ったのだが当時科学アカデミーの副総裁で後に国会議員も務めた人だ。モンゴル人なら誰もが知っている有名人で数少ない国際派で大変優秀な人だった。しかし仕事を一緒にしている時は何処までジョークで何処が本気か分からないヤンチャ坊主のようなところがあり憎めない人だった。ウランバートルから400kmくらい離れた所で別のプロジェクトをやっていた時わざわざ近くまで訪ねて来て1メートルもあるイトウを釣ったと私に見せに来たことがある。これをお前が持っている写真を撮ろう。日本に帰って自分で釣ったと自慢できるよ、俺は黙っておくと言われ記念写真を撮った。私が中央で尾が地面に着きそうな巨大なイトウをぶら下げ隣でチャトラーさんがニヤリとしている。多くの人に出会い、様々な経験をさせて貰ったモンゴルだがブログを書いていた時、何故か亡くなったチャトラーさんが、知らなかっただろうけどこれもモンゴルだよと教えてくれているような気がした。若者の新しい人生とともに過ぎ去った過去である。自身このブログはこれからも読み返すことはないだろう。



コメントを投稿