太陽光発電シニア

太陽光発電一筋、40年をはるかに過ぎたが何時までも興味のつきない厄介なものに関わってしまった。

上等ではないか金曜日

2017-02-24 11:53:25 | 社会観察

今朝の新聞で可也の紙面を割いてプレミアムフライデーの宣伝が載った。下隅に見慣れたロゴマーク。男性アイドルグループの笑顔が個別に貼りつけられている。何の宣伝かと思えば、経済産業省のロゴとプレミアムフライデーの文字、ああ月末の金曜日は早く仕事を終えて消費を促そうというあの運動かと。効果について今からどうこう言うつもりはないが、何処かにしわ寄せはくるのだろうとは思う。役所が率先して何か国民運動を定着させようとした成功例はクールビズだろう。最初はノーネクタイなど定着するとは思えなかったが今では当たり前である。ネクタイ業界は大変だったろうが、いざノーネクタイが定着すると、如何にネクタイが権威の象徴であったかが良く分かる。政府の偉いさんも、役所の高級官僚も経団連のお歴々も外観はその筋の定番スタイルの人と区別がつかない。逆にこれに慣れ親しんできた筋の人より似合わず寧ろみすぼらしい感じさえする。勿論夏の暑い日には冷却効果抜群である。上等・上質な価値が割増された金曜日になるのかどうかはまだ不明。バレンタインデーもハロウィンもクリスマスも日本の伝統では無いにしても、それを切っ掛けに消費を促すという効果は確かにある。何故多くの企業が採用している水曜日のノー残業Dayに合わせなかったのか不思議ではあるが。小学校の頃土曜日が半日だったのはこの上無く嬉しかった。4時間目が体育などになっているともう土曜日はとてつもなく解放感に溢れていた。大人が同じ様に感じるには職業によって条件が違うので子供のように解放感に満ち溢れるかは分からない。それでも何れ多くの人がそれを当たり前に思えるようになるまで経産省は粘り強く運動を続けて欲しいものである。

本当にブログに書こうと思ったのはそれでは無い。紙面を割いて宣伝しているアイドルの笑顔の写真である。口角を上げて大口を開け白い歯がのぞく。それでいて目はバッチリ見開いている。そもそも笑顔なら大口を開けてもおかしくはないが、その時は目は口の周りの筋肉の押されて細まる。決して大笑いの時は目は見開かない。半開きに口を開けて目を見開くことはあるが、それは驚いた時である。つまり作り笑顔が如何にも不自然なのである。TV画面のワイプに映る女性タレントの笑顔にも同じような作り笑顔が見られる。Y原K子とかK島R子などが典型だろう。笑顔とはこうあるべきと本人が思っているのかディレクターが要請していいるのかは不明だが。時代劇で子供が棒切れを持ってワーイと言って集団で走り回るのも不自然。かって私はワーイと言って走り回った記憶は無い。本当に楽しい時には楽しいとも言わない。

勝手に笑顔はこうだろうとか、子供ならこうだろうとか、いい大人が、あるいはその道のプロが思う事自体に嫌悪しているのだ。国会は大阪の学校の件で揉めている。やり手の質問者は証拠を持ちながら如何にも知らない振りをして訊く。答弁によってはすかさず証拠を出して詰問する。どつぼ作戦というか落とし穴作戦というか。時々大阪の役人が引っ掛かっておまけに逃れようの無い虎バサミに挟まれる。地方では超偉そうなエリート役人だろうが形なしである。辛いのは役人は「すみません間違っていました」という言葉が使えないことである。しかし困った時には顔に出てしまうところが国会慣れしていない地方の役人、あるいは参考人と言える。演技指導までは受けていない。ただ、大口を開けて目を見開いて「笑顔」だなどという指導なら直ぐに見破られてしまうことは覚悟しなければならない。私のような世の中藪にらみの准高齢者が増えているから。



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