太陽光発電シニア

太陽光発電一筋、40年をはるかに過ぎたが何時までも興味のつきない厄介なものに関わってしまった。

次々と悲報が

2024-01-09 09:37:57 | 日記

 能登地震から1週間が過ぎた。しかし入って来る情報は悲惨なものばかりで一向に希望が持てるニュースは無い。中でも土砂崩れで家族親戚を一気に11人失ったお父さんのインタビューは胸が詰まる。一人でも欠けたら何年も悲嘆にくれるだろうが自分以外全員が亡くなってしまった。戦争でもこんな悲劇は滅多に起こらない。恒例の正月を皆で祝おうと子供らも帰省中だったとのこと。自分の事となると耐えられないが敢えて言葉を送るとしたら、お父さんは多分家族の分まで長生きできると思う。亡くなった家族もそれを望んでいるだろう。家族と再会するのはそれからでも遅くはない。乗り越えて欲しい。

日本の場合山肌に家を建てる人は結構多い。大概は自然に囲まれた美しいところである。しかし歴史的に大災害に見舞われていないからと言って安心はできない。どの程度安全対策は為されていたのか。建築基準は適正だったか。土留めは十分だったのか。行政のチェックは何処まであったのか。最新の知見で防災対策は恒に見直されなければならない。

それにしても今回の地震のメカニズムを聞くと断層がずれて起きたことは理解できるが断層のズレは沈み込んだプレートに含まれた水が熱せられて断層のところまで上昇し断層が滑りやすくなって起こったとのこと。断層が動いて比較的安定な位置で収まり地震が収束するのではなく水が供給される限り滑りやすくなると言う事か。そういう特殊な地域で暮らすためのインフラは何が必要か。今回は道路が寸断し支援活動が行えないという致命的欠陥が浮き彫りになった。学生時代朝市を見に行こうと思ったが交通の便が悪く諦めたことがある。50年以上前の話である。半世紀の間行政は何をしていたのだろうと思う。東日本大震災の時と同じ地震、津波、火事が同時に起こった。これは能登だけの問題ではない。今年は日本列島総点検の年にしてもよさそうだ。



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