人員ではない。人間(関係)整理である。当たり前のことだが仕事に関わる人間関係は整理されて行く。僅かに残された人達も完全にリタイアするとそれぞれは家周りが活動範囲となり東京に出て来て会おうとはならない。去る者は日々に疎し、共通の場、共通の話題がなくなれば仕方ないことかも知れない。元々は知らなかった人々が元の状態に戻ることは子供の頃から繰り返されている。それでも一生続く間柄もあるが稀である。たとえ家族であっても離れて暮らすようになると情は薄れて行く。それぞれが別の共通の場を持ち、共通の話題で生きて行くようなることは自然のことでありOut of sight, out of mind とは良く言ったものだ。
だからどうなんだと問われれば、急ぐ必要はないが一人に慣れろということだ。縦軸に人間関係密度、横軸に年数(齢)をとると誰もが山なりの正規分布のようなカーブを描く。そして自分が今何処に居るかは自覚し難い。ピークは過ぎ去ってみないとそれが頂であったかどうかは分からない。いつまで経っても上り坂ということもない。しかし下り坂でも寂しいとか思う必要はない。皆早いか遅いかの差であって誰にもやってくる場である。覚悟を持って迎えるか否かだ。昔の仕事仲間もそれぞれ新しい場で生きて行くのだろう。それで良いのだ。自分だけは離れて行かない。頭の中で対話が弾むようになる。人はそれを独り言とか愚痴とか言うが幸不幸とは別の成り行きの問題である。大谷選手が投打で出場したが44号HRを打ったものの途中で欠場した。
朝ブログを投稿したと思ったらしていなかった。夕方気付いたので今日の分を送る。帰ってきて驚いた。大谷選手肘が靭帯を損傷しているとのこと。今期の登板は無くなるらしい。それでもDHで出場し2塁打を打った。打つ方に大きな支障はないとのことだがまた手術となるとそれも大変。しかし彼は必ず復活する。一度大手術を克服した精神的強さがある。疎遠になってきく仲間たちを思い、今日はちょっと暗いブログに夕方になってさらに闇が濃くなった。明日は努めて明るい話題にしよう。大谷選手は残り試合、打では出場するだろう。飽くなき頂点を目指しての挑戦は続く。