太陽光発電シニア

太陽光発電一筋、40年をはるかに過ぎたが何時までも興味のつきない厄介なものに関わってしまった。

困難は追い討ちをかける

2021-12-18 10:42:39 | 日記
 ショッキングな数字である。OECDが各国の平均賃金を公表しているが最も平均賃金が高かったのは米国で、6万9392ドル。以下、アイルランド、ルクセンブルク、スイス…と続いており日本は、22位だ。ちなみに韓国は、19位、平均賃金は(4万1960ドル)462万円程度で、
日本よりも年収で40万円ほど高い。G7諸国では米国の後にカナダ、ドイツ、イギリス、フランス日本と続き、最後がタリアという順番だ。1999年以降2019年までは日本がG7最下位だったから最下位脱出と喜ぶべきか?日本の平均賃金は3万8515ドルで、G7では下から2番目アメリカの55.5%でしかない。2000年と2020年の年間平均賃金額を比べると、米国、英国、ドイツ、フランスは1.2倍程度で、韓国は1.45倍になっている。一方、日本は1.02倍。この20年間に賃金はほとんど上昇していない。一体どうして?非正規雇用の増加とか企業による人件費の削減、少子高齢化などが原因と言われているが誰も気づかなかったのか?このままではアメリカ製品などは舶来品と言われた高値の華の時代に戻ってしまう。日本に来るより日本から出稼ぎに韓国に行く?かって低賃金を求めて企業は中国、韓国に進出、今はそれよりもベトナム、カンボディア、ラオス、ミャンマーなどに向かっている。勿論賃金が高い事と個人が豊であることは一致しない。物価も当然高く、医療費や教育費、などの社会負担の割合など様々な要因も考えなければならない。行き過ぎた金融緩和で欧米ではインフレが問題となり引き締めにかかっている。日本は相変わらずアクセル全開だが何処かで緩和にブレーキを掛けなければならない。何処で?なんでも1位になれば良いというものではない。中位で良い。巡航速度を何処に求めるか、政治の判断が試される。
 大阪で悲惨な事故(事件)があった。西梅田の雑居ビルに入っているクリニックで火災があり24人が死亡、3人が心配停止とのこと。ここに通う患者による放火の疑いも報じられている。学生時代は大阪で過し、西梅田にも何度か行ったことがある。整然とした街並みではなく大小さまざまなビルが立ち並び、ある意味大阪らしいところだった。こんな狭いところで何故あれ程多くの人が亡くなったのか。殆どは一酸化中毒とのこと。逃げる間もなく中毒死したこともあり得る。逃げ口は非常階段とEVの2か所のみとのことだが消防法上は問題はなかったとのこと。放火を前提とした安全対策はないらしい。勤めていた頃、業界団体の事務所、東京で一等地だったが、ここで東日本大震災の地震に遭遇した。大阪と同じような雑居ビルで形も似ていた。しかし非常階段が2か所とEVがありEVは止まったが非常階段は利用できた。幸い倒壊はなくこの非常階段を利用して地上のコンビニに買い出しに行った。少なくともいざと言う時、2方向に逃げ道が確保できることはビルの大小に関わらず必要ではないだろうか。年末にかけて困難は追い討ちをかけて来ると覚悟する必要がある。しかし楽しいことは来年必ずやってくる。そうでも思わないと。