今朝は珍しく日の出1時間くらい前に目が覚めた。サラリーマン時代は1分1秒でも長く寝ていたいと思っていたが今はスパッと起きる。何か予定がある訳でもない。尿意も覚醒するからである。外はまだ真っ暗で何も見えない。やがて近所の屋根が黒いシルエット(silhouette書けないなあこの綴り)になりやがて辺りはほんの一瞬薄紫に染まる。
薄紫の夜明け、歌謡曲のタイトルのようだが微かに見覚えがある。中学時代は修学旅行は希望号に乗って東京、箱根方面だった。今では泊った場所も忘れたが東京は下町の旅館だったと思う。朝早く目が覚めて窓辺から外を眺めると大きな通りが真っすぐ向うに続いている。まだ何の生活音も無く歩く人も疎らである。夜明け前、その風景が薄紫になった。東京は騒々しいと聞いていたが全くの静寂である。箱根では目の前に富士山が見えた。初めて見る富士で夜明けを待った。やがて薄紫の富士山が姿を現し、赤く、黄色く、やがて青く輝き出した。こんなに綺麗なものかと感動した。スナップ写真も何処かに散逸してしまい、これといった思い出もない修学旅行だがこの薄紫の景色だけは鮮明である。
最近年のせいで情緒が鈍麻し、あまり美しいとかで感動することは無くなったが思い出とセットになると少しだけ蘇るから不思議である。
薄紫の夜明け、歌謡曲のタイトルのようだが微かに見覚えがある。中学時代は修学旅行は希望号に乗って東京、箱根方面だった。今では泊った場所も忘れたが東京は下町の旅館だったと思う。朝早く目が覚めて窓辺から外を眺めると大きな通りが真っすぐ向うに続いている。まだ何の生活音も無く歩く人も疎らである。夜明け前、その風景が薄紫になった。東京は騒々しいと聞いていたが全くの静寂である。箱根では目の前に富士山が見えた。初めて見る富士で夜明けを待った。やがて薄紫の富士山が姿を現し、赤く、黄色く、やがて青く輝き出した。こんなに綺麗なものかと感動した。スナップ写真も何処かに散逸してしまい、これといった思い出もない修学旅行だがこの薄紫の景色だけは鮮明である。
最近年のせいで情緒が鈍麻し、あまり美しいとかで感動することは無くなったが思い出とセットになると少しだけ蘇るから不思議である。