太陽光発電シニア

太陽光発電一筋、40年をはるかに過ぎたが何時までも興味のつきない厄介なものに関わってしまった。

果汁1%の幸せ

2019-08-19 07:42:34 | 日記

連日の猛暑でコンビニに入るとつい清涼飲料を買ってしまう。昔ならラムネかサイダー、ちょっと大きくなるとコーラか缶コーヒーが定番だった。ちょっと体に気を遣うとコーヒー牛乳かオロナミンCだったろうか。体のことを考えてスポーツドリンクも結構飲む。出始めの頃は薬の味のようなきがすると言われ敬遠されがちだったが今やポカリやアクアは夏の定番商品になった。個人的には昔南太平洋で喉が渇いて死にそうになった時、地元の人が大きなヤシの実を取って来てくれて鉈で頭に切り口をつけ飲み干した時の美味さに似ておりスポーツドリンクも出始めから嫌いではない。

今はどのコンビニに入っても壁一面の冷蔵ショーケースに飲料が並べられたコーナーがあり、実に沢山の種類が並んでいる。その一つ一つがメーカーが渾身の開発をした自慢のものである。新商品の札がつくものも結構ある。眺めているだけで楽しくなる。最近のお気に入りは果汁1%のジュース類である。ラベルの果物の絵は内容物を示してはいないが桃やマスカット、苺やメロン、バナナ、柑橘の味は確かにする。あまり甘くなく、香料とフレーバーによる科学の成果だ。多くは昔喫茶店で飲んだミックスジュースの薄いもののような感じだがかえって薄味が爽やかである。昔は東南アジアのホテルの朝食でブッフェスタイルで用意されているトマト、オレンジ、アップル、パパイア、マンゴなどの100%のものが実に美味しいなどとプチ経験自慢していたが今は多分100%はしつこいと思うだろう。1%の訳の分からぬ果汁、99%の水が味覚に合っている。これが好きだといってもキザには聞こえないだろう。この年になって貧乏舌、喉、胃に生んでくれた両親に感謝せざるを得ない。

果汁1%というのは果汁を薄めて作るものではない。99%の水に果汁の微かな香りをつけただけである。考えようによっては世界の食糧、飲料危機に資する技術である。その内一粒コメを食べて何かを飲めば腹一杯飯を食った充足感と栄養もとれる技術も出て来るだろう。海外旅行だって搭乗券の長い列も狭いエコノミーシートにも無縁のVR技術を駆使した体験型アミューズメントが一般的になるだろう。昔シュワルツネッガーが主演した映画に出て来る火星旅行のようなものだ。昨今のテーマパークにある人気アトラクションのような物が街角に出来る。ゴーグルをつけてマッサージチェアに座ると好きな場所に旅行ができる。ただし昔ANAで出て来たブラッディメリーのような美味しいお酒は結構高い値段になる。すみません果汁1%をと頼むしかない。