デパートの肉屋をのぞいてみると ステーキに出来そうなお肉が
すじ肉のトレイに紛れ込んでいました
いい具合の霜降りと赤身の具合から 肩バラかランプ肉かな?と思ったので
「すじ肉500gとください」と注文したら 良いお肉は横へ寄せてしまい わずかしか
紛れ込まず ほとんどすじ肉ばかり 入れられてしまいました
「う~ん やられた!」 あれはカンバンだったか!
おもわず苦笑してしまいました
まるで落語の「カンバンのピン」(又は「たぬサイ」 かも)のようです
このお肉、国産の和牛のすじ肉で スーパーなら国産豚バラくらいのお値段で
すじ肉としては安くはなかったのですが これが予想外に良いお肉で赤身肉ばかりで
脂身や腱も少なく 良い買い物になりました
下ごしらえするのに 普通ならすじ肉を丸ごと茹でこぼしして 二回くらい
茹で汁をすててしまうのですが このお肉は 軽くアク取りしただけで茹で湯は
綺麗になってしまい そのままスープストックになりました
お肉の方は圧力鍋で3分ほど加熱したら ほろほろに柔らくなって ガス代も
節約できてエコ調理になりました
このお肉を半分は牛肉のしょうが煮にして 正月用に冷凍保存しておきます
言われなければ 安いお肉とは分からないくらいです
しょうがの千切り 砂糖 酒 スープストックで煮て味を含ませ
最後に醤油をいれて 甘辛く仕上げます 5分ほどでできあがります
この画像はまだ醤油を入れない状態です
薄切りのお肉より 塊のお肉はしょうが煮にすると 見栄えがします
わずかに混じっていた 上肉はやはりステーキ肉で 焼いてみると
柔らかく脂も程よくのっていて 美味しかったです
こんどからは 「ここのお肉を入れてください」と指定しようと思いますが
たぶんその場になったら 恥ずかしくていえないでしょうねー
このときはラム肉も一緒に買いました
骨付き羊肉とすじ肉を買う かわった客だと思われたかもね
池波正太郎氏著
調べ物をしているうちにたどり着きました
歴史観としては いたってノーマル
クセもなく比較的公平な見方か
高校生くらいに 歴史を教える感じの
丁寧な書き方です
そういう目的の資料なのかもしれません
やや信長を高評価しているかな
歴史家や作家によって 其々の武将の評価が分かれていて面白いですね
うまみ調味料を避けて外食をしようと思ったら
焼き鯖定食とか鯵のひらき定食などの
焼き魚定食がいちばん無難だと思います
うまみ調味料を使ってたとしても 最小限です
鯵も鯖も養殖でなく”天然”ですしね
焼き鮭はちょっと微妙
中島らも氏著
らも氏の友人知人の話や大阪人についてのエッセイや対談集
爆笑するところや 笑えない話や かなわん人達のオンパレード
恐るべし大阪人ととるか 愛すべしととるかは 好き嫌いの分水嶺があります
べっこうというと漢字で「鼈甲」と書きます
タイマイというカメの甲羅の加工品で輸入禁止になっています
希少種における種の保存からですが
昔はかんざしや眼鏡のフレームに加工されたそうです
鼈甲色というのは もっと薄い色だと思います
この料理は醤油色をそう表現します
大根を米のとぎ汁でゆでて 透き通ったら取り出し いりこ(だしじゃこ)と一緒に鍋に入れ 醤油 酒 みりん 水で煮ます
鼈甲色になる手前で火を止めて冷めるの待ちます
あとは余熱が仕事をします
いりこは取り除きますが ウチではかまわず一緒にいただきます
ブロッコリーの太い茎もしっかりゆでれば 柔らかくて美味しいです
柔らかく茹でたブロッコリーの茎は 拍子切りにします
カツオだし しょうゆ みりん かくし味に酢を少しを混ぜ合わせ 材料にかけ
すり胡麻も混ぜてできあがり
病人が病院から帰ってきてひと段落
クリスマスも正月もなく ひたすら白い壁ばかりだった病人
だけど留守番の家族も それは同じこと
ブログのランチページや写真は過去のものを使いましたが
実際はどこにもいける筈もなく ひたすら家と病院の往復でした
自作料理の写真ばかりが増えてゆきます
こういうときは読書量もいつもの数倍になります
せめて夢の中ぐらい 自由でいたいナ
アボガド 海苔 ツナ 要するにこの洒落がいいたかっただけ
醤油マヨネーズが合いそう
で 玉子を混ぜて焼いてみたら美味しかった
玉子の量が少なかったけど なかなか
玉子二個でやってみたら もっといいと思う
これは醤油をかけるといい
畠中恵氏著
ここにはあやかしはでてこない 出てくるのは
生きている人とほとんど変わらない 心優しき幽霊
時代と舞台は江戸
なんと犯人探しのミステリーで しかも恋愛小説
死んだ人を思う主人公の思いは 始めから最後まで叶えられず
(あたりまえながら)せつない
辛くない京都特産の万願寺とうがらし 甘長ともいいます
グリルで焼いて食べます
名の通り辛味はなく とくに赤いものは甘くてすこし酸味があります
緑のものは ピーマンみたいにほろ苦いですが 赤や黄色は苦味がない
焼いてすこし焦げ目をつけ 青梗菜と一緒に電子レンジに入れて加熱して
火を通したら 皿に盛り自製ソースをかけていただく
ソースは醤油 オイスターソース 柚子果汁+皮を混ぜたもの
鰹節をたっぷりかけて
よるねこ
姫野カオルコ氏著
こわい 表題作他どれも
何も出てこないのに 想像だけで 怖さがにじみ出てくるもの
反対に幽霊が出てくるものは 比較的怖くなくて可哀想と思ってしまいますが
それでも背筋がぞっとする感覚はあります
あとから効いてくる 怖さみたいなものがあって 夜には読みたくありません
カワハギは皮を剥いて 背びれ尾びれはらびれをはさみで切り取ります
塩ををふって10分置き ふき取ったら 胡椒をして 小麦粉を振ります
しばらく放置して馴染ませ 粉がよくついたら 少ない油でフライパンで
蓋をして焼きます
5分ほど焼いたら(大きめならやや長く 小さめならやや短く)
一旦取り出して フライパンの油をふき取り また魚を戻し
白ワインを振って フランべして出来上がり
レモン汁をたっぷり振って召し上がれ!
ゲッツ板谷氏著
読んで一頁目で驚き 三頁目で爆笑 五頁目で慣れてきて
六頁目で退屈してくる
その後はところどころ読み飛ばし、それでももったいないから
完読する努力を忘れず 読み終えました
ああ疲れた