ジローのヨーロッパ考

デンマークやドイツの農家に長期(?)滞在、体験したり感じたことを綴ります。

アイルランド: Today is Nollaig na mBan

2017-01-06 18:12:50 | 日記
2017年1月6日(Fri.) アイルランドのサイトでは ” Nollaig na mBan ”という言葉が目立っています。 あまり見かけない言葉なので調べてみました。 ( ニュースソース: The Journal.ie 1月6日発 )

<原文の一部>
Today is Nollaig na mBan - what's that all about?  : 今日は Nollaig na mBan です、これは何かと言うと
Besides taking down the decorations. (飾り付けを片付けることの他に)



IT IS 6 January, which means two things – Nollaig na mBan and the “official” end of Christmas.

But what is Women’s Christmas?

Well, in the Christian calendar the day is called the Feast of the Epiphany, the day when the three wise men are said to have arrived at the stable in Bethlehem to visit the baby Jesus.

But here in Ireland, it’s a day for getting your decorations down and has long been recognised as a day for celebrating the contribution of Irish women to society. It started as a day of rest for many women after the Christmas rush and many would gather in pubs or homes while men stayed at home.

According to the Dublin Visitor Centre, the day was given to women as a “reward”.

(抜粋)1月6日、これは二つの意味があります。”Nollaig na mBan ”と公式なクリスマスの終了です。 しかし、女性のクリスマスとは何でしょうか。 クリスマス・カレンダーによると、この日はエピファニー祭(注: キリスト教の祭日)と言われています。 これは三賢者がベツレヘムの馬小屋を訪れた日とされています。 しかし、ここアイルランドでは、飾りつけを片付ける日であり、且つアイルランドの女性の社会への貢献を祝す日として長く認識されてきています。 クリスマス期間中の多忙を癒すための日として開始され、多くの女性は、男性が家に留まっている代わりに、パブや家庭などに集まるのです。 Dublin Visitor Centre によると、この日は女性のためのご褒美なのです。



In 2016 domestic duties are more evenly shared however Nollaig na mBan or Women’s or Little Christmas is a day when women gather together to have their annual Christmas post mortem and discuss the upcoming year ahead.
2016年、家事はより均等に分担するようにはなってきましたが、この Nollaig na mBan 、またはリトル・クリスマスとも言われるこの日は、恒例のクリスマス行事を終えた女性たちが集い、そして、来る1年について語り合う日でもあるのです。



This year, Orla O’Connor the director of the National Women’s Council of Ireland is calling on women to use the day to lobby the Department of Justice on the new National Women’s Strategy.
今年、アイルランド女性評議会代表のOrla O’Connorは女性に呼びかけています。この日、新しい女性戦略のために司法省に集まろうと。



Issues such as abortion, violence against women and the gender pay gap dominated the news in 2016. It is clear that we are a long way off achieving our vision for women’s equality. The new National Women’s Strategy 2016 – 2020 represents a real opportunity to reflect on the diversity of women’s experiences. It is an important moment for women to have their voices heard, and to an ambitious strategy which sees us achieve a feminist future by 2020.
女性に対する暴力や中絶問題、また、男女の賃金格差などが2016年のニュースとして支配していました。 女性の平等を達成するためには長い道のりがあることは明確です。 2016~2020年に関する新しい女性戦略は、女性の多様性を反映させるための本当の機会を示すことになるでしょう。 女性の声を聞いたり、フェミニストの未来を達成する野心的な戦略を目指すことは重要なことになります。



From Cork to Omagh, county and city councils have commissioned light installations and events that will take place across four days as part of the Illuminate Herstory event, which runs until Sunday.

Founder and director of HerStory, Melanie Lynch, is asking people to get involved by hosting their own Illuminate Herstory event to celebrate the women they love:

“Nollaig na mBan is a treasured Irish tradition, especially in rural Ireland,” she said.

“In the dark month of January we chose the theme of light. We want to start the year with optimism and hope, as we strive for equality for all.”

(抜粋)アイルランドの南から北まで、the Illuminate Herstory event が日曜日までの4日間開催されます。 Nollaig na mBan は貴重なアイルランドで伝統です。特に田舎のアイルランドでは・・・と Melanie Lynch (女性ディレクター)は語ります。 暗い1月に明かりをテーマに選びました。 私たちはこの年を楽観と希望でスタートしたいと思います。全ての平等のために努力することとして・・・とも述べています。

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ややブツギリの文章でわかりにくいかと思います。 一つは、女性のためのクリスマスとか、リトル・クリスマスとか呼ばれているもので、忙しかったクリスマスの期間の女性たちを慰労するための特別の日になっており、女性たちだけがパブなどに集って楽しむと言うものです。 また、女性の地位向上や平等を実現するための活動のキッカケにすると言うものです。

特に、アイルランドにおける Nollaig na mBan は、独自性のある伝統的な行事であるようです。



日本においても、真に女性の活躍の場が開かれているかと言うと、そうではない状態なのでしょうね。 こうしたことを打開するためにも、クオーター制(議員など、女性の比率を定めるもの)を導入することも検討していただきたいものです。

*** 下の写真は、記事内容とは関係ありません。



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