ペルセヴェランテの配合～衣斐浩氏のアプローチ(２)

引き続き、衣斐浩氏の配合論の一部を使って、ペルセヴェランテの配合を見ていく。

読み取れた、衣斐浩氏の配合論の一部は、
「Teddyの重要性を踏まえて、チャンピオンホースを生み出す配合パターンの１つは、Northern Dancerの持っている血脈のうち、Almahmoud・Native Dancer・Lady Angelaの３つを継続する配合。」
ということになる。

┌○
│└Lady Angela
Northern Dancer
│┌Native Dancer
└△
　└Almahmoud

ペルセヴェランテの父キングカメハメハはNorthern Dancer4S×4D×6D。
なので、ここではNorthern Dancerに内包される血脈に焦点を当てて、ペルセヴェランテの母ダイヤモンドビコーの配合を見る。

　┌Halo
┌サンデーサイレンス
│└Wishing Well
ダイヤモンドビコー
│┌Alydar
└ステラマドリッド
　└My Juliet
――――――――
Halo
└△
　└Almahmoud

Wishing Well
│　┌Gulf Stream
│┌○
└△

　┌Native Dancer
┌○
Alydar
――――――――
┌Hyperion
Lady Angela
└△┌Swynford
　└△

┌Hyperion
Gulf Stream
└△┌Swynford
　└△

Lady Angela≒Gulf Stream
――――――――
ということで、Northern Dancerに内包される３つの血脈(Almahmoud・Native Dancer・Lady Angela)を継続していることになるかな？

例として挙げられているヌーヴォレコルトの場合、Almahmoud5・7×6・7・8、Native Dancer7×6・6・6・7・8、Lady Angela7×6・7・8で、Lady AngelaはすべてNearctic―Northern Dancer経由。
同じ血脈内の継続でも良いかが不明。

単に上記の配合パターンを満たすだけでなくて、異系の血をいかに入れるかということにも心を砕いているようだ。

解らないことがあるので、このアプローチで評価することは出来ないが、興味深い配合論だと思う。