始めたよ!一口馬主~チーム・ノーマンの挑戦~

競馬と少し距離を置いていたが、一口馬主を始めて、資金力が無いのに入れ込んでいるノーマンが書く備忘録

シルクHC2015年度第3回追加募集馬~72メイショウアゲハの14牡

2016-06-29 22:45:00 | 2014年産出資馬検討
自分の出資結果を分析すると、1口金額が安い馬では勝っていない。
安い馬ほど馬体を見る力が必要なんだろう。

◇◇◇
メイショウアゲハの14牡2
父ダノンシャンティ
母父クリエイター
1口3万円/総額1500万円
関西・吉田直弘厩舎予定

<測尺>
体 高:165.0cm
胸 囲:189.0cm
管 囲:20.5cm
馬体重:518kg


配合の累代は、ダノンシャンティ×クリエイター×ロイヤルアカデミー ×Round Table ×Bold Ruler。
クロスはHalo4S×4S、Princequillo5D×5D。

母15歳時の産駒。8番仔。

母は27戦2勝。未勝利勝ちがダート1700mで、500万下勝ちがダート1800m。

半兄メイショウアラワシ(父ストーミングホーム)は障害で2勝、中山グランドジャンプ(JGI)3着。

半兄メイショウシャイン(父オペラハウス)は、中央で8歳までコンスタントに走って61戦!(2勝)

祖母は1勝馬で、特筆すべき産駒はいない。
曾祖母の産駒に女傑プティットイル。


父ダノンシャンティは、初年度産駒からスマートオーディン牡(重賞3勝)を出した。
フジキセキ直仔で、1600~1800mに適性がある印象。

『パーフェクト種牡馬辞典』によると、ダートが不得意で、芝向きの産駒を出すようだ。
馬体写真を見ると、ダイワメジャー産駒かな?と思うくらいガッシリしていて、ダートで何とかなりそうと思ったんだが・・。

父ダノンシャンティはHalo3S×3Dだから、その緊張を緩和する必要がある。
そのため、「アウトサイダー血脈を引き、あまり強いクロスを持たない牝馬との配合が成功している」そうだ。
相性が良い血脈としてはNureyevやLyphard。

母はPrincequillo4S×4D、Nasrullah4S×5Dで、ナスキロのニアリークロスを持つ。
ダノンシャンティの相手としては、少しクロスが強いかな。
そして、アウトサイダー血脈が足りない。Nureyev・Lyphardを持たない。

一般に、ナスキロ血脈はHaloと相性が良いとされるのだが、本馬の場合、父がHaloの3×3にナスキロ3本で、母がナスキロ3本を抱えているから、Haloの強調が過ぎる印象。
それらが1つの方向にまとまれば良いのだが。

Haloの強調によって機動力が強化されているとして、母の構成血脈から底力は感じないが、パワーや平坦向きさが加わりそう。
そうすると、ダートでしょ!?


調べてみると、初年度産駒が3歳春を迎えてダートで勝ち上がるようになって、ダートで5頭勝ち上がり(計6勝)。
芝では9頭勝ち上がり(計13勝)。

スマートオーディンの印象が強いが、初年度産駒は中央で54頭がデビューして13頭が勝ち上がり、勝ち上がり率は.241。
(比較対象となる、キンシャサノキセキの2年目の産駒の勝ち上がり率は.379。ちなみに、初年度産駒の勝ち上がり率は.522。)

勝ち上がり率の低さは少し気になるが、ダートで勝ち上がる馬が出てきているから、ダートで何とかなるかも。

馬体写真を見ると、背が短くて短距離向きの印象。
現在までのところ、ダノンシャンティ産駒のダートでの勝ち鞍は、1400mで5勝、1200mで1勝。
産駒のタイプが分かれるということかもしれない。



牡馬が足りないから、検討対象になる。
手頃な1口金額だから、未勝利で登録抹消になったとしても、4.5万円くらいの損失で済むはず。
失敗を覚悟で手を出すか?

自分としては、血統からは積極的に行けないかな。迷いがある。

馬体を見ることを勉強中だが、ダート短距離で勝ち上がれるかもしれないと思った。
それならば、脚が長過ぎるのかな?とか、繋ぎが短くていいのかも?とか、気になる点がある。

また、もう少し背が長めだったら、かなり印象が違うかもしれないと考えてみたり。

シルクHC2015年度第3回追加募集馬~71クラウンピースの14牝

2016-06-29 12:40:00 | 2014年産出資馬検討
色々と調べて、自分のスタンスで検討しているが、成果がなかなか出ない。
まあ、続けることに意義があるだろう。

2016年度の募集でも、このような検討記事を書くつもりだが、時間的な問題があるから、もう少しメリハリを付けて行きたい。
でも、調べているうちに興味が出て来て、書くことが増えていってしまう。

あくまでも個人的な見解だということを書いておきたい。

◇◇◇
クラウンピースの14牝2
父ゼンノロブロイ
母父Seattle Slew
1口2.4万円/総額1200万円
関東・木村哲也厩舎予定

<測尺>
体 高:162.0cm
胸 囲:185.0cm
管 囲:20.5cm
馬体重:520kg


配合の累代は、ゼンノロブロイ×Seattle Slew ×Mr.Prospector ×Secretariat ×Swoon's Son。
クロスはMr.Prospector3D×4S、Hail to Reason4S×5D、Bold Ruler5D×5D。

母17歳時の産駒。7番仔。
リーチザクラウンを産んだ後、不受胎が続いたようだ。

母は持ち込み馬で、6戦1勝。未勝利勝ちはダート1800m。

祖母クラシッククラウンは米国産で、北米で14戦4勝。
2歳時にフリゼットS-G1(ダ8F)を制し、3歳時にガゼルH-G1(ダ9F)を勝ち、ベルデイムS-G1(ダ10F)で2着、など。
のちに繁殖牝馬として輸入。

半兄リーチザクラウン(父スペシャルウィーク)は、ダービー2着で重賞2勝。
半姉クラウンプリンセス(父スペシャルウィーク)は、オープン2勝など7勝を挙げた。


父ゼンノロブロイはリーディング上位の種牡馬の1頭だが、産駒にはスピードや瞬発力がやや足りない面が見られる。
その代わりに、スタミナや持続力が優れている。

ゼンノロブロイはほぼ米血の配合馬なので、母から欧州血脈を積極的に取り入れてバランスを取りたい。

父ゼンノロブロイの母の部分にはダート血脈が入っているので、そこと呼応するような血を母が内包している場合には、距離適性が短くなったり、ダート寄りになったりすることが考えられる。

本馬の場合には、母もほぼ米血から構成されているので、ダート向きの可能性も考えられる。


一方で、Mr.Prospectorをクロスする場合には、距離適性が延びて、しかも芝向きになる傾向が知られている。
特に牡馬でその傾向が顕著で、自分の出資愛馬だったキッスアフィニティ牡もそうだったと思う。

本馬は牝だから、果たして・・・。

母がほぼ米血だと言っても、ボルキロとミスプロとラトロがほとんどだから、サンデーと上手く結び付けば芝をこなす可能性がある。

芝向きの柔らかさを見せるかもしれない。
Northern Dancerを内包しないのも特徴。



キッスアフィニティ牡、デクレアビクトリー牡2と出資してきたように、ゼンノロブロイは嫌いではない。

しかし、よく解らないところがある。
現役時代は、あの血統で芝で活躍する理由が分からなかった。

自分は芝の中長距離路線が好きだから、ゼンノロブロイ産駒に出資するならば、牡馬で芝長距離で走れる馬を選びたい気持ちがある。
(デクレアビクトリーはダートかもしれないが。)

馬体写真を見ると、胴が長い。
腹回りがやや貧弱に映るのだが、スッキリした馬体で芝の長めの距離に対応しそうに見える。
それが出来るくらいの筋肉量はあるかな。牝馬だし。

母が高齢時の産駒で、それなりのリスクがあるだろうが、この1口金額ならば、未勝利で登録抹消でも損失は限定的。

気になるのは、芝で走れなかった時にダートで潰しが利くか?
馬体派の方のブログなどを参考にしたい。

シルクHC2015年度第3回追加募集馬~70バイラオーラの14牝

2016-06-28 12:50:00 | 2014年産出資馬検討
シルクの2015年度第3回追加募集馬が発表された。

一口馬主として3年目を迎えた素人だが、自分のスタンスで個人的な見解を書いて、出資検討をする。

1口金額の手頃さから興味を持ったが、時間的余裕が無いので、出来るだけあっさりと行きたい。

と思ったが、上手くまとまらなかった。

◇◇◇
バイラオーラの14牝2
父ルーラーシップ
母父トワイニング
1口2.8万円/総額1400万円
関東・勢司和浩厩舎予定

<測尺>
体 高:157.0cm
胸 囲:184.0cm
管 囲:20.0cm
馬体重:464kg


配合の累代は、ルーラーシップ×トワイニング×サンデーサイレンス ×Nureyev ×Big Spruce。
クロスはMr.Prospector4S×4D、Nureyev4D×5S、Northern Dancer5S×5D。

母8歳時の産駒。2番仔。

母はキャロットCの所属馬で24戦4勝。
新馬勝ちが芝1200m、500万下の2勝がダート1200m、1000万下特別勝ちが芝1000m。

祖母バイラリーナと言えば、ユニオン所属で、スイートピーSを勝ってオークス・秋華賞に出走した。


父ルーラーシップは新種牡馬。
既にイブキ牡が東京芝1800mの新馬戦を勝っている。

キングカメハメハ直仔でサンデーを内包しないことから、配合の受け口は広い。
ただし、 母父トニービンなので、完成が遅かったり、産駒の適性が芝中距離に偏ったりするかもしれない。


まず、母母父サンデーサイレンスは良い。この血は入れたい。

次に、母父トワイニングだが、母方からスピードを入れることは1つの方向として間違っていないと思う。
気になるのは同系配合だということ。

自分は血統派で配合派でないから、同系配合についてよく解らずに避けたいと思っているだけだが。

また、父トワイニングと言えば、ノンコノユメ牡4。
ダート向きのパワーも内包している。


そして、曾祖母の父がNureyevだから、そのクロスが生じている。
Nureyevの母Specialはナスペリオン血脈。

これによって、父が持つHornbeam≒パロクサイドのニアリークロスが、ナスペリオンのクロスとして継続されることになる。

加えて、母父トワイニングの父フォーティナイナーの曾祖母もナスペリオン血脈だったりする。
はっきり言って、やり過ぎな気がするが・・。

まあ、これならば Nashua≒Nantallahのニアリークロスによるパワー増幅の方の影響は少なそうだ。


父ルーラーシップは、Northern Dancerを5代内に3本、合計で4本持っていて、少し過剰だから、母はNorthern Dancerのクロスを持たない方が望ましい。
これを満たしている。

また、母は5代までにクロスを持たないから、父ルーラーシップを受け止められるし、父母間で複数のクロスを作ることも問題無いと思う。

母父トワイニングの母Courtly Dee は名繁殖牝馬として知られている。
ちょっと代が近いところに入っているからズレているが、父内のBusandaで合わせてはいる。



自分はジャングルポケットが好きで、トニービンもNureyevも好きだ。
だから、血統的に興味を持つ。

それが手頃な1口金額だから、失敗を覚悟で手を出したくなる。

この時期の募集で、この1口金額だから、未勝利で登録抹消になったとしても、4万円か、それ以下の損失で済むはず。

もう1頭増やしたい場合には良いかもしれない。
自分の場合には出資し過ぎているが、山には枯れ木ばかりかもしれないからなぁ。

[シルク]マイネナデシコの14に出資しなかったが・・・(16/5/4)

2016-05-04 20:40:00 | 2014年産出資馬検討
月曜日に第2回追加募集の通常募集が開始されると、マイネナデシコの14牡がすぐに満口になった。

実は少しだけ揺れた。
それは母父サッカーボーイの母系の奥にPrincely Gift があるから。


天皇賞・春でキタサンブラックが勝った。
血統屋の望田潤氏が書いてきているように、
「Princely Gift の血を引くだけに前駆の良さで走るタイプで、京都外回りを上手に下れるのは強み。
サッカーボーイやステイゴールドの血を引く馬が淀の長丁場に強いのも、牝祖ロイヤルサッシュがPrincely Gift の血を引くから」

これが頭に有った。


でも、自分としては、父ブラックタイドならば母父にはスピードを入れたい。
勝ち上がれるかが心配だからだ。

あの馬体だ。
勝ち上がれれば、面白いよね。
淀の長丁場を使えるところまで行けるだろうか?

シルクHC2015年度第2回追加募集予定馬~69ヒシエンジェルの14牡

2016-04-05 20:40:00 | 2014年産出資馬検討
ヒシエンジェルの14牡2
父スズカマンボ
母父サクラバクシンオー
※募集価格・預託予定厩舎等は4月中旬頃に決定

[追記]4/11
1口3.0万円/総額1500万円
関西・橋口慎介厩舎予定

配合の累代は、スズカマンボ×サクラバクシンオー×Chief's Crown×Sea Bird×Cornish Prince。
クロスはNorthern Dancer5S×5D×5D。

母11歳時の産駒。5番仔。

母は中央で3歳時3戦未勝利。その後、地方(名古屋)で12戦7勝。中央に戻って、4~5歳時17戦未勝利、2着1回3着2回。

4頭の兄姉は中央でデビューしているが、中央で勝ち星を挙げていない。

母の半弟ヒシカツリーダー(父フサイチコンコルド)は、根岸S-GIII2着、OP2勝。


パーフェクト種牡馬辞典によると、父スズカマンボは「Mr.Prospector- Raise a Native のラインのクロスが有効。GI勝ちの代表産駒2頭などはFlower Bowl≒Your Host のクロスを持つという共通点がある。デインヒルやブライアンズタイムを持つ牝馬と相性が良い。」

母にはMr.ProspectorもRaise a Native もない。Flower BowlもYour Host もない。
ということで、成功配合から外れている。


父スズカマンボは昨年死亡している。
その配合の累代は、サンデーサイレンス ×Kingmambo ×Nijinsky× Key to
the Mint で、ダンスインザダークと3/4同血。
母父にはスピードを入れたいから、母父サクラバクシンオーはありかな。

また、父はRaise a Native4D×5D、Northern Dancer4D×5D。
母がNorthern Dancer4S×4D(、Bold Ruler5D×5D)というのは、個人的には少し避けたい方向性。
「3/4Northern Dancer、1/4サンデー」という配合形。

自分にはイメージ出来ない配合。
ダートなら・・という感じがしないでもないが。


◇◇◇
積極的に出資を考える血統・配合ではない。

自分は血統派で、配合派ではない。どうしても自分の好きな血脈に引っ張られてしまう。

こういう馬こそ、馬体や動きを見て判断できるようにしないと。


[馬体画像]4/18

測尺(2016年4月中旬)
体 高:157.0cm
胸 囲:184.0cm
管 囲:19.0cm
馬体重:460kg