中小企業のための「社員が辞めない」会社作り

社員99人以下の会社の人材育成に役立つ情報を発信しています。

国産コーヒーの香りは・・・

2014年12月07日 | コンサルティング

小惑星探査機「はやぶさ2」が打ち上げられ、国産のジェット旅客機MRJ(三菱リージョナルジェット)が話題になっています。もちろん莫大な予算と人員を投入する超高度な技術も必要ですが、もっと小さな技術開発でも私たちの生活を豊かにすることができます。その最たるものが農業です。

私は、日本の工業技術を支えている技術者のマインドは農業が生み出したものだと思っています。

日本はかつて稲作を中心とする農業国でした。「米」という字は「八十八」という文字から作られたと言われています。お米は「収穫するまで88回もの手間がかかる」という意味だそうです。

そうした地道な努力を長年繰り返してきた日本人だからこそ、工業においても地道な努力を厭わずに高品質の製品を作ることができたのだと思っています。そう、日本の技術者マインドは農業が作り出したものです。

ですから、日本の工業はそろそろ農業にきちんと「恩返し」してもよいのではないでしょうか。

とは言え、工業技術を投入するにあたっては、それなりのリターンが求められます。そこで、農業革新プロジェクトの第1弾として「国産コーヒー」を提案したいと思います。

実は沖縄県産のコーヒー「名護珈琲」というものがすでにあります。唯一の国産コーヒーだと思います。 値段は高いのですが、通販で買うことができます。

あるブログによると名護珈琲は、「口に入れた瞬間、コーヒーの苦みとコクが口の中に広がり、その後の後味は非常にさっぱり。スターバックスでも働いた経験がありますが、ここまでパンチもあって後味サッパリなコーヒーを飲んだことがありません。そしてこのコーヒーは冷めても水とコーヒーが分離せずに最後まで美味しく頂けるのです」とのこと。

沖縄県のように恵まれた環境ではなくても、空調と照明、肥料などを制御する温室栽培技術が確立できれば、きっと高級なコーヒー豆を生産できるはずです。

はじめはコストに見合う収量は得られないでしょうし、品質も安定しないと思います。しかし、いずれは技術革新によって高品質のコーヒーが栽培できるようになると確信しています。

いつか世界中で「コーヒーは日本産だよね!」と言われるようになったら素晴らしいと思いませんか。

・・・と、ここまで書いたら、コーヒーのあの豊かな香りが恋しくなってきました。

Coffee Makes Everything Better.

(人材育成社)

【Made in Japan】今まで飲んできたコーヒーは何だったのか! 無農薬の「沖縄産コーヒー」を飲んでみた | Pouch[ポーチ]