何かとジャンル分けしたがるのは日本人の悪いクセで、アタシも以前、クリスチャン映画は大きく5つに分けられると言う話しをした。ところがもう一つ、とても重要なのを忘れていた。
それは、 “福音的でも何でもないけど一つの真実を伝えている映画” これはある意味、クリスチャンに対する問題提議でもあり、アタシ的にはこういうのが一番好きである。以前紹介した“フライト"や、“アメリカンスナイパー”なんかがこれにあたる。
ところで今日観たのは、離婚したばかりのアメリカ人のオバサンと、見合い結婚したばかりのシーク教徒のオジサンの、実に何てことない話しなのだが、人生でふいに訪れる災難が淡々と描かれ、とは言えそれで死ぬワケにも行かないので、何とか希望を持ち直しつつ、懸命に生きている中高年...これが中々良かったのである。
つまり、落第でも、クビでも、離婚でも、事故でも、破産でも、何でもいいのだが、取り敢えず、そういった経験の一つや二つなければ、この映画に共感することは難しい。ただ、アタシははたまに教会で“結婚セミナー”をさせていただくことがあり、この映画はその教材として使えそうだったので、ちょっと得をした気分であった。
その映画の中で、ドライビングスクールの先生をしているオジサンが、キレながら運転しているオバサンにこんなことを言う。
「人生には突然、思いもしないことが起きて来る。だけど、それを路上に持ち込んではいけない。一度ハンドルを握ったら、その時があなたの人生の全てなんだから。だから大事にしなさい」
と言うことで皆さん、今日も安全運転で行きましょう!ハレルヤ