小島と広島と私たち

島爺の倉橋島での農作業と,
広島を中心とした孫たちとのくらし

彼岸桜は満開!

2009-03-09 15:39:39 | 農業塾OB会
        今年の春は早いのか

 9日(月)はトマトグループの作業日。
作業場に向かう途中で目を奪われた。桜が満開なのです。後で聞くと彼岸桜とか。それにしても早い。

 トマトの作業は定植。例年より心持ち小さいかなと思われる苗を,ハウス内に林立する柱に定植して水耕栽培が始まる。或る授産施設もこの形態のトマト栽培を始めるということで2名の視察者。共に若く末頼もしい。

 彼岸桜は咲いたが今日は少し肌寒い。今年のトマトグループの花見は30日(月)の予定というが,開花予想は23日。間に合えばいいがと少し心配。数年前花見に間に合わず,韓国の慶州で見事な吉野桜を愛でる機会を得たが,トマトグループの花見も見損なったら韓国に連れて行ってくれるのだろうか。
 島の牡丹もつぼみが付いて,2週間もすれば開花となるだろう。
  


個人企業は厳しい

2009-03-09 00:09:13 | 広島の生活
        消えたM農園

 広島県廿日市市に『M』という農園がある。先日近くに用があったので寄ってみると閉まっていた。圃場であった所に車が止まったので聞いてみると,その人はM農園に勤めていた人で,農園は2年前に廃業したという。

 M農園に寄ったのは,みかんをはじめ何種類かの果樹苗を山の畑に植えることを考えていたからで,その準備として鍬を入れて除草をしているところだった。再々帰島することも出来ないので,孫たちには果物をと考えてのことだった。

 100年の歴史を持つM農園は,イチジクの品種改良をはじめ,さまざまな果樹の品種を育てていた。一昨昨年の秋に伺って美麗なカタログをいただいたのだが,そのときは植える準備が出来ていなかった。試みに電話を入れると留守電になっていて,社長が高齢のため閉鎖したということであった。

 こうなると,ホームセンターで購入するしかないが・・・。
後継者はおられなかったのだろうか。それとも暖簾わけという方法ででも残せなかったのだろうか。
 企業が農業に乗り出して,一見盛況のようだが,不便な狭い農地は放置される傾向はとどまらない。私らのような物好きがいない限り。,  


侘助

2009-03-06 14:28:34 | 広島の生活
        親子で色の違う侘助!

 ようやく椿が咲き始めた。ここに住み始めたときに植樹して26年一緒に過ごしている。私は侘助と思っているのだが,調べてみると本物の侘助ではないような気もする。
 ともかく白くうなだれたような形で咲く姿は,侘助そのものであると信じている。

 昨夏,随分ケムシにやられて哀れな姿になったが,けなげに白い花を見せ始めてくれだした。
 '01年,3月末に降雪があった。例年になく多くの花をつけて雪の重みに耐えていたが,私が職を辞して赴任先から帰宅するのを待ってくれていたかのように,ぼたぼたと花弁を落とした。

 この木の周辺に実生の若木が育ったので,念のため島の畠に移植してみた。もう3,4年になろうか。最初の子供は赤。今年は3本揃って,残り2本はピンクと白。牧野博士や中谷宇吉郎さんならいいのだが,凡人のこちとらには原因が分からない。しかも,島の子どもたちは上を向いて咲いている。
 この菜園場には金柑やレモンもあって不自由なので,近く山の畑に移してやろうと思っている。
  


小麦はふるえたか?

2009-03-04 23:52:45 | 島の生活
        ジャガイモが凍ってなければいいが

2日(月)が休業日ということで島に帰った。ここ数日何か大切なことを忘れているようで気になっていたのが,後になって判明した。1日(日)は,広島県緑化センターで「ジャンボ椎茸の植菌教室」があったのだった。
 友人の計らいで一昨年植菌したのだが,どうもうまくいかない。友人に悪くて黙っていたが,その友人が,椎茸が出ない,といって嘆いている声がした。たしか“せめて・中農”さんであったか,「上下の向きを変えて金鎚でたたくとよい」と聞いたことがあるので友人にそのことを話し,私も今夜は試すつもりだ。

 何か気になることがありながらも島に帰ったのは,阿武山の麓の友人は既にジャガイモの作付けを終えたということで,それが気になっていた。月曜日の午前中まで山の畠の除草。阿武山では既にウグイスの初鳴きを聞いたということであったが,この朝ようやくか細い初音を聞いた。
 午後,3Kgの男爵と同量のメークインを植え付けた。

 摘果をしなかったために小粒に終わったネーブル。前回輪切りにして柘植に並べたものはきれいに目白がついばんでいたが,今回は寒さのためか下りてこない。
 写真は前回報告した小麦。よく分かるようにバックに白板をおいたがどうでしょうか?。
 山の畠は梅が満開。庭のボケも咲き始め,桜桃も数個花をつけていた。寒い中にも春は近いと感じたが・・・

 3日は広島も朝から降雪。植えたジャガイモが凍っていなければいいが。
 


またまた胃潰瘍

2009-03-03 00:28:40 | 広島の生活
        ピロリ菌もいるんだって

 前回胃潰瘍を患ったのは'99年の暮れのことであった。このことは前にも書いたと思うが,仕事上のストレスが原因と判断された。随分我慢したが,出来ることなら内蔵に手をつっこんで悪い部分を取り除いてしまいたいような状態であった。

 その時は知り合いの医院にお願いしてK病院を紹介していただいた。
胃カメラをのぞきながら,快癒した跡と立派な潰瘍が出来ているからあなたもご覧なさい,と内科部長の言葉。恐る恐る見るとモニターに胃の内部が映し出される。これがあれで,あれがそれだと説明を受けながら,切開手術をして入院したいと訴えた。(しばらく職場を開けた方が,彼らも反省し対策を練る時間が出来てよかろう等と目論んだのだが・・・)そううまくは事は運ばない。一応組織を取って検査はするが,悪いものではなさそうだ。切開して傷口が癒えるまでかなりの時間を要するが,今は良い薬が出来ているからその方がよほど体のために良い,とあっさり断られた。

 お医者さんとは,すばらしい言葉をお持ちのようで,退出するときにはすっかり気分もよくなっていた。薬など必要ない,などとるんるん気分で帰宅した。
 作年末にそれが再発したようでやはり胃カメラを飲む羽目になった。後ほどの検査結果では,世羅のSさんが心配してくれたようにピロリ菌がいるという。内服薬でよくなったように感じられたが,2月に入ってどうも具合がよくない。10日ばかり前に知人の古希の祝いをやったが,すっかり悪酔いをして失態を演じてしまった。
 有馬の旅行の前には上唇に熱の花と思えるものまで出来,要心したために楽しい時間を過ごせたが,26日,時間を作って診察をお願いした。年末の診察でピロリ菌がいることが判明していたから,退治の治療もするという。帰途,レジ袋一杯の薬を頂戴して,料金は5,550円也。
 旅行の折79歳になられる方が,様々な種類の薬を服用されていたということを聞いたが,人ごとではない。調べると4種類の内服液28日分と,1種の内服液5日分,それに外用薬が1つ入っていた。
当分おとなしくする必要がありそうだ。