小島と広島と私たち

島爺の倉橋島での農作業と,
広島を中心とした孫たちとのくらし

侘助

2009-03-06 14:28:34 | 広島の生活
        親子で色の違う侘助!

 ようやく椿が咲き始めた。ここに住み始めたときに植樹して26年一緒に過ごしている。私は侘助と思っているのだが,調べてみると本物の侘助ではないような気もする。
 ともかく白くうなだれたような形で咲く姿は,侘助そのものであると信じている。

 昨夏,随分ケムシにやられて哀れな姿になったが,けなげに白い花を見せ始めてくれだした。
 '01年,3月末に降雪があった。例年になく多くの花をつけて雪の重みに耐えていたが,私が職を辞して赴任先から帰宅するのを待ってくれていたかのように,ぼたぼたと花弁を落とした。

 この木の周辺に実生の若木が育ったので,念のため島の畠に移植してみた。もう3,4年になろうか。最初の子供は赤。今年は3本揃って,残り2本はピンクと白。牧野博士や中谷宇吉郎さんならいいのだが,凡人のこちとらには原因が分からない。しかも,島の子どもたちは上を向いて咲いている。
 この菜園場には金柑やレモンもあって不自由なので,近く山の畑に移してやろうと思っている。