小島と広島と私たち

島爺の倉橋島での農作業と,
広島を中心とした孫たちとのくらし

若者に感謝

2009-03-18 04:35:52 | 私見
        若者はがんばっている

 先日島に帰って,独り身の侘びしさを紛らわすためについ電話した。23時過ぎ。
3番目の娘は?・・・出ない。(もう寝たのかな?)
2番目の息子は?・・・出た。帰宅途中だという。帰宅するのは0時30分頃になるという。朝7時には自宅を出るというのに。
後,3番目の娘から電話あり。電話に気づかず済まないという。
こちらこそ申し訳ない。生後半年の子供を抱え,遅く帰宅し早く出社する夫の世話をしなくてはならない。
 3番目の息子の勤める会社は,確か東証第1部に上場されているはずだが,“リストラにあうとしたら僕が1番かな”と,かみさんに漏らしたという。聞くところによると,万一に備えて,私的に,畑違いの分野の研修に通っているらしい。

 転居の折に貰った,瞬間湯沸かし器が作動しないので,使用説明書でもあればと2番目(年齢は1番)の娘に電話した。出ない。
後の電話で,夫を迎えに行く途中であったという。いつもは深夜を過ぎて帰宅することが多いのに,仕事が速く終わったからと,子供と一緒に出かけたようだ。婿殿もH・T社からT・F社に出向して通勤時間も長くなり苦労しているようだ。
この前一緒に食事したときには,婿殿もそのようなことは一切口にしなかったのに・・・。そういえばこの娘も,新しい仕事のための資格を取った。

 あの子たちは,と,かみさんが言う。
がむしゃらに何でもかんでも挑戦するところは私に似たのかしら,と。
忘れていたが,一緒になってボールのヘソ張りの内職を始めた。その前は書道(四段というが,私は「しだ(ら)ん」といっている),和文タイプに,珠算に・・・。仕事も,カメラ屋に,造り酒屋に,お好み焼きに。
どういう訳か,カラオケや旅行,登山などの遊びは出てこない。

 とすると,ろくな仕事もしないで飲んだくれているのは,私だけのようだ。
3組の息子・娘夫婦は酒も飲まない。
なのに,飲んで(二人とも),うまいものを喰う(かみさん=内緒)のは,私ども年寄り夫婦。
『反省』しながらも,こうして湯わりを呑みながらパソコンに触っているから,変換ミスも多い。

 年度末で,ここ広島での仕事も一息つきそうだとはいえ,収入につながらない作業をしている。
惜しみなく働く若者に感謝し,もう自立を試みなければ。  と,思いながら湯わりが口に入る。

 
  

メモ:古典的知識人の思い出(イルメラ・日地谷・キルシュネライト):加藤周一