小島と広島と私たち

島爺の倉橋島での農作業と,
広島を中心とした孫たちとのくらし

い~湯

2013-12-02 00:25:10 | 広島の生活
 お陰様で,湯ったり

 30日,寄り道をしたため帰宅は2時過ぎ。
家内は知人の退職祝いの夕食会に出るとか。
ブログの投稿を終えたら帰島する予定だった。
そうこうしているところに先輩からの電話,
“入浴券が入った。風呂好きのあなた方で”
こういうことなら簡単に宗旨替えする。

 帰島を中止と決めるととたんに腹も減って,
早速に酒の燗を付けた。

朝,郵便受けに,その入浴券が入っていた。
目的地は県央・安芸高田市・神楽門前湯治村。
折角のただ券,もったいないからと一般道。
“八千代町・産直市”で押し寿司とハゲチリ。
駐車場の車の中でビールを空け食事をした。
警備員が,目を合わせないように行き来した。

この温泉施設は,全くの山中にある。
上がり口には(何に教えるのか)小学校があり,
ツチノコのような集落の入り口が温泉“岩戸屋”
尻尾に3000年収容の神楽ドームが控えている。
で,胴体部分に土産物,食事処等が建ち並び,
咥えた客を消化するような仕組みになっている。
神楽の競演大会は神楽ドームを使うが,平素は
ドーム入り口の小劇場で神楽を鑑賞できる。
ここには神楽で使う衣装なども展示されている。

 湯を浴びる前の腹ごなしにと見学していたら,
「あらっ」
声をかけてきたのは,従兄さんの奥さん。
島で荷物の整理中に,彼女の追悼文を見つけた。
もう七回忌かと,涙を新たにしたところであった。
あの年,2008年7月に従兄の哲ちゃんを,続いて
11月にはその弟のさんが旅立ったのであった。

「あなたはちっとも変わらないわね」
“夫の逝った歳を過ぎたのに,今だに幼児顔”なのか,
“小さい頃から年寄り臭い顔をして”と受け取るのか,
どちらにしても,良いことはない,などと考えていて,
一寸湯あたりしたのかな。今の2時間は長すぎる。

“たまの日曜日,近場で良いからお湯に浸かりたいね”
などと,いっぱしの夫婦らしい言葉が交わせたのも,
(ご子息に連れて来られた)夫人にお目にかかれたのも,
心優しい先輩のお陰,と,改めて感謝。

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