小島と広島と私たち

島爺の倉橋島での農作業と,
広島を中心とした孫たちとのくらし

除草には尿素が効果的

2011-01-26 23:59:27 | メモ
 分かっちゃいるけど・・・

 島に帰って何をしているかといえば,除草とイノシシ対策だ。
イノシシは,ワイヤーネットを張り巡らせてしっかり固定すれば済むことだ。
儲かる農業ならそれも可能だが,作物らしきものはないから無理な話だ。
金をかけないであり合わせのもので済ませようとするから,弱点が出る。

 友人の話では,昨夕瀬戸内海の蒲刈島の蜜柑栽培農家が,
「畑を荒らされたうえに石垣まで壊されたは,やっちゃーおれん」
と嘆いていたそうだが,まさにその有様だ。
やめられるものなら止めたい,というのが本音で,自分の代でねぇ,
ということから細々と続けているのが島嶼部と山間地の過疎農業だ。

 毎度(たび)除草,というと,そんなに広い畑かとびっくりする向きもあるが,
なに,子猫の額に毛が生えた程度だ。
それが,長い間放っておいたから手間がかかる。
ようやく手入れが易しくなって来つつあるから,もう少し,と欲が出る。
先輩から,
「除草剤に尿素を混ぜて散布すると,しっかり除草できる」
と教わってその準備だけはしている。
だが,斜面は草の根で保持されているし,畑にはどうも,となってしまう。

 いい加減でやめたらどうか,と,かみさんは云うが,永く出来ないことは
分かっている。
いつか楽になるように,出来るときに,できることだけを,という気持ちだ。
 

記録的な降雪量

2011-01-26 23:48:36 | メモ
それでもほころび始めて、梅一輪


 島のアロエも壊滅状態

 昨夜,農業塾・白木農園役員会の帰路ラジオが伝えるニュース。
広島県北広島町八幡高原と,どこだったけ,青森県であったか新潟だったか,
気象台が記録をとりはじめて以来の記録的な降雪量だという。
今日も広島市内は日中に雪がちらほらしていた。
明日の最低気温も,氷点下の予想という。

 気温の低いのは,瀬戸内海の島嶼部においても例外ではない。
家のまわりに数カ所,キダチアロエが繁茂している。
邪魔になるからと剪って,もったいないから挿し木したら見事に活き付いた。
年末にはどれも,犬のチンコのような赤いかわいい花をつけた。
それが,この度の寒気でぐったり。
凍傷で,あの元気であった姿は見る影もない。
強い植物だから,そのうち回復するだろうが,相当な時間がかかるだろう。

 夏の暑さで,水仙も開花が例年より遅い。
傍では,梅がつぼみを膨らませ,開花したものもある。

寒さは良いこともあるようで,雪の多い年は豊年でもあるという。
北陸では寒ブリが豊漁で,例年の半額だそうな。
寒さの中にも春が近づいていることを感じさせるが,豊作を期待しよう。