小島と広島と私たち

島爺の倉橋島での農作業と,
広島を中心とした孫たちとのくらし

冬の夜は,炬燵で読書

2010-01-13 19:04:12 | 広島の生活
 作家って,すごいなあ

 島から帰った晩,かみさんがばたばたゴソゴソやっている。
台所,兼食堂,兼居間のテーブルを取っ払って炬燵を出すところだった。
若い頃に使っていたものでよく見つけたものと感心したが,省エネには炬燵が良かろうという。
 素直に従うことにして周辺を少しばかり整理した。

 帰広後,賀状の整理やら,長男や娘の孫と遊んだり,仕事は学期はじめでばたばたしたがようやく落ち着いた。島の夜もテレビを点けることはほとんど無く,持ち帰っている本を再読することが多い。

 読書は,若い頃に“細雪”に出会ってから縁遠くなっていたが,ある職場で2~3時間の空き時間を利用して読書を再開した。時代小説には目を向けたことはなかったが,A社の「本の本」に紹介されて藤沢周平にはまった。爾来,司馬遼太郎,・・・宮部みゆき,根が短気だから最近は軽いもので平岩弓枝と読みあさってきた。そのひとつ,御宿かわせみシリーズの最新刊を捜していて“鏨師(他に,5短編を収録)”に目がいった。
 もう50年前の彼女の最初の著。昨年喜寿を迎えられたはずだから,20代の作品。
島に持ち帰ったのだが,目的であった柿の剪定を放り投げて引き込まれてしまった。

 広島も昨夜から雪がちらちらしていたが,今朝は車の上に1.5Cmの積雪。道路に雪は見えなかったが通勤時間は車が渋滞。長崎では8Cm,鹿児島でも4Cmの積雪とか。沖縄では,海水の冷たさに魚が仮死状態で海面を漂ったり浜辺に打ち上げられて,今夜の食卓を飾ったとか。
 気象庁の長期予報ははずれて寒い冬。今夜も冷え込むとか。こんな夜は,炬燵で読書に限る。 

 めざした本は34集が出ていたが,あらためて,作家とはすごいなあと感じた次第。あの人たちの頭脳はどういう構造をしているのだろうか。

伊豆半島の正月

2010-01-13 18:27:34 | 孫たち

 伊豆半島の宿からの富士
 好天に恵まれた年末年始:はーい!また会ったね!

 2日,3日と息子の勤務する会社の研修施設にお世話になった。といっても立派なもので,お湯は源泉の垂れ流し。食事もおいしい。2日の夕食はあのスペイン人とまた一緒であった。
「はーい,また会ったね,元気だった?」
3日の夕食は私たち家族だけで,
「あっ,これはトリュフ!」
「その下のは,フォアグラみたい!」
「キャビアまで載っている」
わずかずつだが,珍味をご馳走になった。

 さて孫の優介,31日は泣いていたが,顔を合わせるごとに機嫌がいい。それで泣くことがあっても,
「ご飯のおいしかった人?」
などと問いかけると,“は~い”と言わんばかりに手を挙げて応えてくれる。
娘は上手にしつけている。
 この孫,強運の持ち主らしく,伊豆半島を巡りながらとあるワイナリーで買い物をした折,くじを引かせたら何と1等賞!。商品はワイン2本だった。
1本は爺がお裾分けに預かった。

 伊豆は少し走れば,何かが楽しめる。魚の干物販売店では数個の七輪に火がおこっていて,買い物をしなくても,店の提供する魚が味わえたり,道の駅ではゆっくりと足湯で疲れを癒すことも出来た。
 二人のおかげで箱根駅伝も遠望し,富士は各所で堪能できるのにわざわざ「恋人岬」から見せてくれたりもした。

 宿泊費は1人一泊5000円也。自宅で正月をするより安く済んだ勘定だ。
 帰路は大廻りをして十国峠から箱根神社で家内安全を祈願し,豪華に新幹線の人となった。
 あなたは幸せよね,とかみさんが言う。子供たちから,そして姉や姪からも酒やビールが届いている。出来の悪い父親が,あらためて子供たちに感謝する今年の正月だった。
 そしてまた,広島の孫たちへの年玉の間に,爺婆への年玉までしのばせてあった。

 一等賞を当てた人は?・・・はーい

先輩からのプレゼント

2010-01-13 17:17:08 | 広島の生活
 パソコンとカバン
 パソコン用にカバンを購入:半額で!

 正月明けにインターネットを開くと,白木農園だよりにちょっといい話がのっていた。お年玉付き年賀はがきの抽選番号下二桁が一致すれば,地元スーパーの衣料や暖房家電製品の50%割引券がもらえるとある。
 そういえば,昨年は3000円の商品券が当たったっけとチラシを見たが,今年はやってないらしい。当選番号が2枚だけあったので,早速に物色。カバン類も該当すると聞いて,適当なキャリーつきのカバンを発見。

 ノートパソコンを移動するのに専用の布製カバンを使っていたが,ファスナーが言うことを聞かなくなって,あれこれ工夫しながら持ち歩いていた。が,収容能力が小さく不便なことこの上ない。1枚を自分用に使う許可をもらい,11日,家族で入院中の父の誕生を祝った後目的のスーパーG店に寄ったが,無い。店員さんによると在庫2個とも売り切れましたとのこと。(50%引きは11日まで)
 別な店舗M店にはあるという確認を得て,10余Km離れた店に赴き買い求めることが出来た。

 ところが,持ち帰ると,G店では付随していた中に納めるソフトケースが付いていない。問い合わせると,確かに,ということで昨夜ようやく交換してもらった。
 ハードケースの旅行カバンに似合わず,中は取り外しの効く蛇腹形式になっていて,書類の整理にも具合がいい。かみさんに自慢したら,
「春から仕事が無くなれば無駄じゃない?」
大きさも手頃だし,自分の旅行に使いたい気配だ。手渡なさいためには,月2回のパソコン教室が中止にならないように努力しなければなるまい。先生には迷惑でも頑張ってもらうしかない。
 店頭価格5800円が,2900円。先輩“中農”さんにはいいものを紹介していただいて感謝。

 農業塾先輩にもちょっとだけ意地悪がいて,すぐに保管してある豆を持ってこい,等と言われることがある。そろそろ豆餅や味噌造りが始まるはずだからと,先日島から大豆を持ち帰った。人の座るところもない家だから,軽トラックの助手席に40Kgが鎮座している。