小島と広島と私たち

島爺の倉橋島での農作業と,
広島を中心とした孫たちとのくらし

“さがり”?,それとも“腰蓑”?

2009-12-02 01:32:51 | 農業塾OB会
 結束用の紐を集めて
 腰蓑の出来上がり

 シシ脅し作り
 印刷室で捨てられたものや、まだ結束に使われている紐を集めていると当然のことながら,次々に問いがくる。どうするのかと。
 面倒だから,
実入りが少なくなったからアルバイトだ
と答えると,マサカと言うものあり,ホウと納得したような顔もある。最近はプルタブやペットボトルの蓋を集めて活用しているから,その類かと思ったものもいるようだ。

 事の発端はこの間の白木農園での作業。鹿の食害を防ぐために,今期はレジ袋を吊した。それなりの効果はあったようだが,意外と日照に弱くゴミとしての処理も必要ということで,白い結束紐を50㌢ほどに切り,一方に輪っかを作り(ホチキスで留める)ロープに吊すというものだ。
 小麦の播種を迎えて知恵を絞ってくれたようだ。次回の作業日までに作ってくるようにということであった。
 OB会白木農園では,休憩時には農事に関する様々な工夫や知恵が披露される。私のイノシシ対策の資材もこうした会話の中から寄せられたものが多い。
当に会員の合い言葉は
“なせばなる,なさねばならぬ何ごとも,
  なさぬは人のなさぬなりけり”(だったかな?)


 口の悪い友人が言う。
「それで鹿が防げるのなら,キラキラリボンでもよかろうに。
 そうか,白木の鹿は列車にはねられるようなアホが多いから,それで足りるか」

 見物に来た者が言う,
「九州場所は終わったから“さがり”は要るまいに」
「いや,忘年会のフラダンスで“腰蓑”に使う」
「なるほど」
「(スコットランド人のF君に)夏には,スカートのかわりに使うと涼しいよ」
「いや,“お宝”が見えるから」

 ともかくやってみるしかない。
この土曜日に播種作業の連絡が入ったが,定期考査が入って参加できるかどうか。宿題の提出で免除されればいいが・・・。