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「クリエ・ミュージカル・コレクションⅡ」 3/6 マチネ

2015-03-11 | 舞台


「クリエ・ミュージカル・コレクションⅡ」 3/6(金)マチネ シアタークリエ 11列センター

【演出】山田和也

【出演者】大塚千弘 / 涼風真世 / 保坂知寿 / 今拓哉 / 田代万里生 / 中川晃教 / 吉野圭吾 / 山口祐一郎 ほか


あっきー初日を観てきたんですが、それからチケ追加できず、あっきー初日=MY初日=MY楽になってしまいました。
で今更ながら感想文をこっそり書いています。

もともとネタバレ歓迎派なので、パンフに書いてあるセトリも予習済みだったんですが、見たことがない作品からの曲が多く不安を抱えながら着席。
ここ最近の東宝系平日マチネって、結構年齢層が高いのね。って私もその年齢層押し上げているけど。

幕開けの日直、この日は保坂さんでした。後ろ向きに椅子に座って語りだすところも14年クリコレと同じで、続けてランウェイから出演者が次々に出てきてポーズ…ってのも前と一緒でした。

観たことがない作品の曲は、とても新鮮でした。でもエニシング・ゴーズもミー&マイガールもガイズ&ドールズも、懐かしいメロディで「聴いたことあるかも」という気にさせられます。この「懐かしい」と「新しい」感じが交互に配置されていて、とても聴きごたえがありました。
あとクリコレ1と比較して、アンサンブルさんがダンス寄りになった。振付が本格的でバレエも綺麗でした。と思ったら振付は青山航士さんなんですね、ご本人のダンスも見たかったです。

この「クリコレ」というガラコンは、演出家山田さんのものであり、山裕さんのものでもあり。ラス曲「彼を返して」素晴らしかったです。
シスターアクトは「この中の誰も出ていないんじゃ?」と思いましたがそれはそれ、ヴァンパイアの出演者の濃さと足して2で割って丁度いい、というか。

あっきー。
今回のソロはソングライターズから「Dinosaur in My Heart」、中央にするするっとキーボードが運ばれてきて弾き語り。本作みたいに途中で天使さんが出てくるのかな?と思ったらそんなことはなく、終始ピーターではなくあっきーとして歌ってました。
男性キャスト4人で歌う「罪を着せろ」、これはそれぞれ個性が出ててよかったなぁ。意外だったのは保坂さんとのデュエットで三銃士から「すべて」、あっきーと知寿さんの音域って合うんですね。手を伸ばして掴むところの演出がステキでした。

そしてもちろん私もソロ曲「影を逃れて」を聴きにいったわけですが…
本作以外でコンサート版で聴いたこともあったけれど、コーラスが入ってくると全然違う。やはり圧巻でした。歌い終わるとすぐに爆裂拍手が鳴りやまず、ショーストップ寸前でした。みんなが「今日はこれ聴きにきました」と思っていることが手に取るようにわかりました。クリコレ1のときも書いたけれど(→ ここ)、あっきーがM!の曲を歌うのは、ミューファンにとっては特別なものなんだなぁとしみじみ思います。

でもこれって、とても幸せなことなのではないかな。「あの人のあの歌が聞きたい」が故にみんな劇場に来るなんて。
(比較としては本当にそぐわないと思いますが)紅白で石川さゆりが何年も「天城越え」を歌うのが許されるような感覚。
芳雄さんヴォルフ卒業を去年のM!東京楽で舞台上でお祝いできたことで、もうわだかまりは何ひとつ残っておらず、そしてあっきーがヴォルフを演ずることは二度となく(ROMは別ですが)、あっきーは持ち歌として永遠にこの曲を手に入れたような気がします。
今回のような「無理くりスケジュールに突っ込みました」という出演でも、待っている人に待っていた歌を届けることができるのは、この上なく幸せなことなんだと思う。
自由に、役に囚われず、これからもずっと歌っていってね。ずっと聴きにいくから。

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