南米コロンビアの奥地を舞台に、魔法の力が備わる家に暮らすヒロインの活躍を描いたディズニー・アニメーション・スタジオによるミュージカルアニメ。一人だけ“魔法のギフト”をもらえなかった少女が、魔法の力を持つ家の危機を知って立ち上がる。監督を務めるのは『ズートピア』で監督と共同監督として組んだバイロン・ハワードとジャレド・ブッシュ。映画化もされたブロードウェイミュージカル「イン・ザ・ハイツ」などのリン=マヌエル・ミランダが音楽を担当する。
吹替版で鑑賞。
まず、正しいミュージカル映画でした。
状況説明と登場人物を紹介する冒頭の大ナンバーがすごく楽しいし、
姉ふたりのソロは「ここだけ監督チェンジ?」ってぐらい壮大な世界観。
このまま舞台化してもいいぐらい。
音楽のリン=マヌエル・ミランダさん、向かうところ敵なしかも。
主人公のミラベルはプリンセスっぽくはないけれど、
色とりどりの刺繍が施された衣装がとっても可愛いかった。
不安を抱えた幼い男の子に寄り添う優しい気質もあるし、
危険を顧みずブルーノ叔父さんを追いかける勇気も持ち合わせているし、
それだけで十分魔法の能力に匹敵すると思うんだけどね…
ただ全てが家の中で起きる出来事で、風景は変わるけれど解放感は薄かった。
この辺が同じ中南米を舞台にした「リメンバー・ミー」と差をつけられた気がするけど、大人向きのホームドラマということでしょうか。
ナオトインティライミさんのエンディング曲もとってもよかったです。
主題よりも音楽と映像を楽しむ映画ですが、アナ雪のような派手な展開で子供を取り込むこともできる作品もあり、本作のようにこじんまりとした作品もあり…でよいのではないでしょうか。
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