イワシの翻訳LOVE

はしくれトランスレータ「イワシ」が、翻訳への愛をつれづれなるままに記します。

ラーメンと書物の日々

2007年09月24日 23時22分43秒 | Weblog

ここ3ヶ月間取り組んできた仕事が一段落つき、
この2日は久しぶりにゆっくりすることができた。
日曜日は西東京市の柳沢図書館に行き、本を20冊借りる。

図書館すぐ近くの、
西武柳沢駅の駅前のラーメン屋さん「一丸」で、
「一丸ラーメン」を食する。
ここは添加物や化学調味料を一切使わないという
素晴らしいお店で、ラーメンもものすごく美味しい。
お店の人の感じもすごくいいし、自分の中では東京にきてから
一番のラーメン屋さんかもしれないと思う。

ちなみに、
本+ラーメン、この2大アイテムによって、
自分のなかの物欲+食欲はほぼ満たされる。
どこに行っても、実はほとんどこの2つしか行くところがない。
(ラーメン屋さんor本屋さん)
自分の場合、この2つが達成されたとき、
A・マズローが提唱する欲求の5段階説の
一番下の生理的欲求から、
一気に一番上の自己実現に近いところまでが満たされるのである。
ちょっと悲しい

京都の弟からメールがくる。
この前のこのブログの記事を見て、
京都のブックオフ事情について教えてくれた。
初めて知ったのだが、弟が一番好きな本のジャンルは、
翻訳物、海外ノンフィクションのハードカバーなのだといういう。
こういう人もいるのである。
彼は彼で、掘り出し物を求めて京都の街を徘徊しているのだという。
血は争えないのか。
「チャイナタウン」沢田博訳、「最後の逃亡者」藤井留美訳の
表紙の写真が、メールには添付されている。ディープだ。

しかし、彼のような読者がいるからこそ、
われわれ翻訳者も存在していけるのである。
ありがたいことだ。と、身内ながら感謝。

家で、久々に読書する。
読まなくてはいけない本が山ほどあるのだが、
何気なく手に取った唐沢寿明著の「ふたり」に
強烈に引き込まれ一度も中断することなく一気読み。
遅ればせながらですが、いや読ませますね~
すごい。
そして、これまた遅ればせながら、故橋田信介さん著の
「イラクの中心で、バカと叫ぶ」を読む。
内容も凄いが、文章が、いい。他にも数冊を読了。

気が抜けたように、ご飯を食べるとすぐに眠くなる。
やっぱり体は相当疲れていたようだ。
起きると、なんだか人間に戻った感じがする。
明日の朝は、いつもよりすがすがしく目覚められるかな、と思う。