イワシの翻訳LOVE

はしくれトランスレータ「イワシ」が、翻訳への愛をつれづれなるままに記します。

自家製けもの道

2007年09月29日 23時42分00秒 | Weblog
何の予定もない日。
ああ、休日ってこういうものだったのか、としみじみ。
ヨメは恵比寿に司書の研修に出かけていった。

起き抜けに、『ここが変だよ、日本の管理職』宋文洲を一気読み。
面白い。前の職場にはできる中国人の人たちがたくさんいたので
彼らの事を思い出したりする。
その勢いで、『フリーライターになって稼ぐ本!』夏野清三郎
を読破。別にフリーライターになりたいわけじゃないので、
特に読む必要もないのに、つい手にとってしまった自分を反省。
でも悪い本ではない。翻訳者にも通じるところはあって
ちょっと勉強になった。でも、なんか恥ずかしい本ばっかり読んでいるわたし..

もうちょっと体系的に、計画的に読書をしなアカン...
そんな思いもあって、久しぶりに部屋を片付ける。

降り積もった雪のように、
あるいは、
打ち捨てられたゴミの山のように、
書斎に散乱する古本や書類。

パソコンや机のある作業スペースは、部屋の奥に位置している。
入り口からそのコックピットに到達するまでの間に、
気がづけばいつしか「けもの道」のようなものができていた。
まるでジャングル。
数少ない足の踏み場を、そろ~っと爪先立ちで進まなければ
森の神の怒りを買ってしまう、そんな雰囲気すら漂っている。

整理したかったのだが、時間もなかったし、
ここしばらく取り組んでいた作業への
ゲンかつぎの意味もあって
しばらくの間、部屋が自然に荒廃していくのをそのままにしていたのだ。

転職して半年、翻訳学校も、通訳学校の半年のタームで
秋からまたクラスが変わる。ちょうどいろいろと区切りの時期。
この6ヶ月を振り返りながら、ついにけもの道を撤廃するときがきた。

文庫、ハードカバー(和書、翻訳書)、新書、洋書、と
分野別に整理していく。

雪解けの春を思わせるように、久しぶりに床が顔を出す。
生物の生命力は凄い。きのこもたくさん生えていた(これは嘘)。
思わぬ宝物がたくさん出てきた。
こんな本、もってたんだ~、と思わず手に取りページをめくって
しまうので、ぜんぜん作業がはかどらない。
一人トレジャーハンティング状態。「自分、再発見。」的気分。

それでも、なんとかだいたい整理できた。
ペーパバックは、作家別にならべるとちょっと壮観。
コーンウェル、グリシャム、キング、クライトン、
作品を年代別に訳本とセットにしてならべ、
よ~し読破するぞ! と意気込む。

あまりにも手当たり次第に買っていたので、
最近、自分が何を持っているかどうかわからなくなっていた。
いくつかはやっぱりダブっていた。
ちょっと驚いたのだが、猪瀬直樹『小論文の書き方』がダブっていた。
別に読みたい本でもないのになぜ...(^^;
でも、これでだいぶ把握できた。よ~し来週からまたこれで自信を持って
ブックオフにいける! ってヲイヲイ読むのが先では...