「最後の記念に」と参道の店員を乗せた担ぎ手たち=2019年12月27日午後1時50分、香川県琴平町、多知川節子撮影
「こんぴらさん」で知られる香川県琴平町の金刀比羅宮(ことひらぐう)の参拝客を乗せ、長い石段を上る「石段かご」が来年1月で営業を終える。
担ぐ人が3人に減り、最高齢は69歳。若手も見つからず、高齢者らのお参りを支えたなじみの光景が見られなくなる。
「最後の記念に」と参道の店員を乗せる担ぎ手たち
金刀比羅宮は山の中腹にあり、本宮まで785段の石段を上る。石段かごは、竹や木でできた「山かご」を2人で担ぎ、
365段の大門まで運んできた。現在は上りが5300円、往復が6800円。
1970年から1業者のみが営業する。不景気で客が減り、3年ほどやめた時期もあったが、代表の田中武彦さん(72)
が83年に復活させた。88年の瀬戸大橋開通後は、日に21回往復したこともあった。
「こんぴらさん」で知られる香川県琴平町の金刀比羅宮(ことひらぐう)の参拝客を乗せ、長い石段を上る「石段かご」が来年1月で営業を終える。
担ぐ人が3人に減り、最高齢は69歳。若手も見つからず、高齢者らのお参りを支えたなじみの光景が見られなくなる。
「最後の記念に」と参道の店員を乗せる担ぎ手たち
金刀比羅宮は山の中腹にあり、本宮まで785段の石段を上る。石段かごは、竹や木でできた「山かご」を2人で担ぎ、
365段の大門まで運んできた。現在は上りが5300円、往復が6800円。
1970年から1業者のみが営業する。不景気で客が減り、3年ほどやめた時期もあったが、代表の田中武彦さん(72)
が83年に復活させた。88年の瀬戸大橋開通後は、日に21回往復したこともあった。