27日午前1時55分頃、島根県出雲市駅南町の日帰り温泉施設「出雲駅前温泉 らんぷの湯」から出火、木造一部2階建て約450平方メートルを全焼した。
当時は営業を終えており無人で、けが人はなかった。現場はJR出雲市駅前で、近くにビジネスホテルやマンションが立ち並び、同市消防本部と出雲署は
延焼の恐れがあるとして宿泊客や住民に避難を呼びかけた。27日のJRの運行に影響はなかった。
同署によると、従業員がらんぷの湯を最後に出たのは26日午後11時40分頃で、同58分から機械警備が稼働していた。同署や同市消防本部が原因を調べている。
同市消防本部や近くの住民によると、らんぷの湯では出火後、「ボン、ボン」と何度も爆発音がしたという。火勢が強く、約4時間50分後にようやく消えた。
炎の熱で同じ敷地にある居酒屋の扉が変形するなどした。近くの住民男性は「客がおらず、列車も走っていない時間だったのは良かったけれど……」と話した。
隣接するビジネスホテルでは発生直後、館内放送で宿泊客に1階ロビーへ避難するよう促した。法事で出雲市に帰省し、8階に宿泊していた兵庫県明石市の
男性(73)は「何事かと思い非常口を開けたら、熱風で頬が熱くなり、『これはいかん』と避難した。他の客もロビーで心配そうだった」と話していた。
出雲署と出雲市消防本部は27日午前10時から火災現場で実況見分を実施。2階部分の部材が落下していることから時間がかかり、28日も引き続き実施する。
同市消防本部はこの火災を受け、出雲市内の公衆浴場施設などを対象に立ち入り検査を実施し、防火管理者の配置や年2回の消防訓練などが正しく行われているかを確認する方針。
らんぷの湯は2004年9月にオープンし、出雲市の土木建設会社「今岡工業」の関連会社で飲食施設などを手がける「イマコウランド」(今岡余一良代表取締役)が経営。
1階に内湯や露天風呂、サウナなど、2階にマッサージ室がある。
浴室はほのかなランプの明かりで趣があり、駅前の立地条件から出雲大社の観光客らも訪れることが多かった。特に、午前10時の開店時間直前に到着する
東京発の寝台特急「サンライズ出雲」を降り立った乗客が、出雲大社の参拝前に旅の疲れを取り、身を清めるため、らんぷの湯に立ち寄る
観光スタイルはインターネットのブログなどで紹介されるほどの人気ぶりだった。
当時は営業を終えており無人で、けが人はなかった。現場はJR出雲市駅前で、近くにビジネスホテルやマンションが立ち並び、同市消防本部と出雲署は
延焼の恐れがあるとして宿泊客や住民に避難を呼びかけた。27日のJRの運行に影響はなかった。
同署によると、従業員がらんぷの湯を最後に出たのは26日午後11時40分頃で、同58分から機械警備が稼働していた。同署や同市消防本部が原因を調べている。
同市消防本部や近くの住民によると、らんぷの湯では出火後、「ボン、ボン」と何度も爆発音がしたという。火勢が強く、約4時間50分後にようやく消えた。
炎の熱で同じ敷地にある居酒屋の扉が変形するなどした。近くの住民男性は「客がおらず、列車も走っていない時間だったのは良かったけれど……」と話した。
隣接するビジネスホテルでは発生直後、館内放送で宿泊客に1階ロビーへ避難するよう促した。法事で出雲市に帰省し、8階に宿泊していた兵庫県明石市の
男性(73)は「何事かと思い非常口を開けたら、熱風で頬が熱くなり、『これはいかん』と避難した。他の客もロビーで心配そうだった」と話していた。
出雲署と出雲市消防本部は27日午前10時から火災現場で実況見分を実施。2階部分の部材が落下していることから時間がかかり、28日も引き続き実施する。
同市消防本部はこの火災を受け、出雲市内の公衆浴場施設などを対象に立ち入り検査を実施し、防火管理者の配置や年2回の消防訓練などが正しく行われているかを確認する方針。
らんぷの湯は2004年9月にオープンし、出雲市の土木建設会社「今岡工業」の関連会社で飲食施設などを手がける「イマコウランド」(今岡余一良代表取締役)が経営。
1階に内湯や露天風呂、サウナなど、2階にマッサージ室がある。
浴室はほのかなランプの明かりで趣があり、駅前の立地条件から出雲大社の観光客らも訪れることが多かった。特に、午前10時の開店時間直前に到着する
東京発の寝台特急「サンライズ出雲」を降り立った乗客が、出雲大社の参拝前に旅の疲れを取り、身を清めるため、らんぷの湯に立ち寄る
観光スタイルはインターネットのブログなどで紹介されるほどの人気ぶりだった。