帝国データバンク広島支店は、中国地方の企業約1万6千社について、倒産リスクの調査をまとめた。
今後1年以内に倒産するリスクが「かなり高い」と判断した企業は中小を中心に全体の19・0%で、
前回調査を1・0ポイント上回った。同支店が持つ企業の信用調査データを使って、大企業から中小零細
まで1万6877社を昨年12月時点で調査。倒産リスクの高い順から10段階に分けた。8~10段階の
「かなり高い」は3212社で19・0%で、全国平均を2・2ポイント上回った。
同支店は「3月に終了した中小企業金融円滑化法の下でも、事業再生がうまく進まなかった企業は多い」
と指摘している。
「かなり高い」と判断した企業数と割合の県別は、広島1384社(20・1%)山口547社(18・5%)
岡山636社(13・9%)島根411社(30・7%)鳥取234社(20・6%)だった。