同僚に怒鳴り声、ゴミ箱を踏みつける パワハラで男性医師を県が懲戒処分

医師のパワハラを謝罪する井手久武局長（手前）＝松江市殿町、県庁

　島根県は３０日、怒鳴り声を上げるなど同僚へのパワーハラスメントがあったとして、県立病院に勤務する男性医師（４６）を同日付で減給１０分の１、６カ月の懲戒処分にしたと発表した。２０１９年以降、同じ執務室に勤務する職員６人に誹謗（ひぼう）中傷や威圧行為を繰り返したという。 　県病院局によると、男性医師は業務手順の食い違いを巡り同僚に怒鳴り声を上げたり、ゴミ箱を踏みつけたりする行為を繰り返した。県立こころの医療センター（出雲市下古志町）か県立中央病院（同市姫原４丁目）のどちらに勤務しているかは「個人の特定につながる」として非公表。 　１９年１２月に同僚が上司に相談して発覚。２１年１２月までに上司から２回の注意を受け一時的に反省の態度を示していたものの、今年４月に再び同様の相談があったため、県が関係者への聞き取りを行いパワハラ事案と認定した。男性医師は行為を認め「二度とこのようなことがないようにする」と話しているという。

　会見した県病院局の井手久武局長は「県行政への信頼を損なう行為で、奉仕者としてふさわしくない。申し訳ない」と謝罪。男性医師の所属部署の部長を訓告、その上司の診療部長を口頭注意としたことを明らかにした。

島根で５９０人感染、鳥取で６３０人 死者計４人、クラスターは社会福祉施

島根県と鳥取県が２８日、５９０人、６３０人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。いずれも２７日確認分。松江市内の社会福祉施設など計８件（島根４件、鳥取４件）のクラスター（感染者集団）が発生した。島根と鳥取でそれぞれ２人が死亡した。鳥取の死者の１人はコロナ以外の病気が原因という。累計死者数は島根７８人、鳥取５３人。

　島根県の居住地別の内訳は、松江市１５３人、出雲市１４０人、浜田市８１人、益田市３９人、安来市３３人、大田市３２人、雲南市２４人、邑南町２０人、江津市１８人、吉賀町１１人、津和野町７人、隠岐の島町４人、飯南町と川本町各３人、奥出雲町２人、県外５人、調査中１５人。

　クラスターは、県央保健所管内（大田市、美郷、川本、邑南各町）の高齢者福祉施設と児童福祉施設でそれぞれ８人と１０人、松江保健所管内（松江市、安来市）の高齢者福祉施設で１３人、松江市内の社会福祉施設で８人が感染。累計は５５４件。

サヨナラ勝ちで3位浮上！0-0の同点 延長11回2死二塁 根尾から【広島】

河田監督代行

■プロ野球 広島1×ー0中日　延長11回（17日　マツダスタジアム） 広島が延長11回、5人目・藤嶋に1死から磯村が安打で出塁し代走・曽根、韮澤の犠打で2死二塁、ここで6人目・根尾から代打・松山が初球を叩き左中間へサヨナラタイムリー。53勝55敗3分の借金2、巨人と入れ替わり3位浮上。今季7度目のサヨナラ勝ち。 中日の先発・高橋宏斗には7月29日（マツダスタジアム）で8回1死までノーヒット・ノーランに抑えられた。この日も3回まで5三振を喫し、4回まで1人の走者も出せない。5回、先頭・マクブルームがこの日、初安打で出塁も後続が倒れ、7回は先頭・矢野が安打も二盗失敗し得点できず。中日のロドリゲス、祖父江、谷元の継投に8回から10回まで1人も走者が出せず。 先発・九里は1回2死一・二塁で木下を中飛、4回1死一・二塁からレビーラを空振り三振、土田を右飛に打ち取る。5回は2死二塁で代打・平田を打ち取った。九里は9回、134球、4安打、5奪三振、1四球、無失点。 10回は2人目・栗林が三者凡退に抑える。11回、3人目・ターリーが2死から平田に安打、阿部に四球で一・二塁もビシエドを遊ゴロに打ち取った。ターリーは2勝目。

カープに再び激震 佐々岡監督と菊池涼・小園ら選手7人が新型コロナ陽性 監督代行は河田ヘッド

カープは、佐々岡監督など選手・スタッフ合わせて10人が、きょうのPCR検査で、新型コロナ陽性と判定されたと発表した。 陽性と判定されたのは、佐々岡監督のほか、選手7人（矢崎拓也選手、薮田和樹選手、一岡竜司選手、上本崇司選手、菊池涼介選手、小園海斗選手、野間峻祥選手）。さらに球団スタッフ3人。 一部の選手には発熱の症状があり、全員が自宅で療養しているという。 きょうから18日までの対中日3連戦については、河田ヘッドコーチが監督代行をつとめる。

島根で５７６人、鳥取で７３３人が感染 両県で７件のクラスター、各１人死亡 １５日

島根県と鳥取県が１５日、５７６人、７３３人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。１４日確認分。松江市内の高齢者福祉施設など計７件（島根４件、鳥取３件）のクラスター（感染者集団）が発生した。両県各１人の感染者が死亡。鳥取の死者は８０代で入院中だった。累計死者数は島根６１人、鳥取３７人。

　島根県の居住地別の内訳は、松江市１８８人、出雲市１２９人、浜田市３７人、雲南市３６人、安来市２１人、大田市２０人、江津市１６人、隠岐の島町９人、益田市８人、奥出雲町と海士町各７人、飯南町と吉賀町各６人、美郷町５人、邑南町４人、西ノ島町１人、県外２９人、調査中４７人。

　クラスターは、松江市内の高齢者福祉施設５人、出雲市内の高齢者福祉施設５人、雲南保健所管内（雲南市、仁多郡、飯石郡）の児童福祉施設６人、事業所で６人が感染。接触者は把握しており、名称は公表しない。県内の累計は４９７件。

　中国電力島根原発では１１～１４日の４日間に、構内で勤務する同社社員と協力会社社員計３６人の感染を確認したが、業務に支障はないという。

　鳥取県の保健所管内別の内訳は、鳥取市３７０人、米子２２０人、倉吉１４３人。

　クラスターは、鳥取市の医療機関１４人、社会福祉施設１０人、西伯郡の放課後児童クラブで１０人が感染。県内の累計は３２３件。

　鳥取地家裁は米子支部の裁判官１人が感染したと発表した。１件の裁判期日を取り消し、７件を別の裁判官に交代する。

　島根、鳥取両県は感染者を各１人取り下げた。累計感染者数は島根５万４８８７人、鳥取４万５７人。１５日午前０時時点の確保病床使用率は島根（３７１床）３２・１％、鳥取（３５０床）４６・６％。宿泊療養は島根３６人、鳥取１４１人。自宅療養は島根６６４７人、鳥取５８１２人。重症者は島根１人、鳥取３人。