暖冬の影響で富山県内のスキー場は雪不足が続いている。同県高校体育連盟は八日、南砺市で十四~十六日に予定していた県高校総体の競技会場を県外に移すことを決定。
二月十六~十九日には冬季国体「とやま・なんと国体2020」を控え、雪が間に合うか。関係者は気をもんでいる。
国体の県実行委員会は三十日の組織委員会で雪不足への対応を話し合う見通し。ただ、来月に入っても雪待ちが続く見込みだ。
雪の搬入、コース短縮などの対応策はあるが、会場となるたいらスキー場(南砺市)の担当者は「今季はまとまった降雪がなく、集める雪が少ない」と嘆く。
県外への会場変更は総勢千八百人に上る選手、監督、役員の宿泊、輸送を考えると困難。中止となれば、一九五一年の新潟国体(距離、ジャンプ、複合の三競技が中止)以来となる。
◆県高校総体は県外開催
七日には県スキー連盟が十一、十二日に開催予定だった県選手権距離競技の中止を決定したばかり。長田一政理事長(58)は「自然が相手なので神頼みしかない。
長期予報で今月下旬から強い寒波が入ってくるので期待している」と話した。 (山森保)
二月十六~十九日には冬季国体「とやま・なんと国体2020」を控え、雪が間に合うか。関係者は気をもんでいる。
国体の県実行委員会は三十日の組織委員会で雪不足への対応を話し合う見通し。ただ、来月に入っても雪待ちが続く見込みだ。
雪の搬入、コース短縮などの対応策はあるが、会場となるたいらスキー場(南砺市)の担当者は「今季はまとまった降雪がなく、集める雪が少ない」と嘆く。
県外への会場変更は総勢千八百人に上る選手、監督、役員の宿泊、輸送を考えると困難。中止となれば、一九五一年の新潟国体(距離、ジャンプ、複合の三競技が中止)以来となる。
◆県高校総体は県外開催
七日には県スキー連盟が十一、十二日に開催予定だった県選手権距離競技の中止を決定したばかり。長田一政理事長(58)は「自然が相手なので神頼みしかない。
長期予報で今月下旬から強い寒波が入ってくるので期待している」と話した。 (山森保)