アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリング、コンサルティングを行っています。
アドラー心理学による勇気づけ一筋40年 「勇気の伝道師」   ヒューマン・ギルド岩井俊憲の公式ブログ



現在発売中の『週刊ポスト』(7/3号) の特集「うちの子もしかしてADHD[注意欠陥・多動性障害]?」としてADHD(Attenntion-Deficit/Hyperactivity Disorder、注意欠陥・多動性障害)のことが大きく取り上げられています。

ADHDの特性を「落ち着きがない」「衝動性が強い」「注意や集中することが困難」とし、8ページをADHDのために割いています。

今までの大衆向け週刊誌にはなかったことです。

「もしかしてADHD?」というチェックシートを自分なりにやってみると、該当する箇所が多く、次の項目など、成績表には小学生当時いつも「落ち着きがない」と書かれていた私の子ども時代に完全に当てはまります。

□授業中などじっとしておくべき時に、突然立ち上がって歩いたり、走り出したりしてしまう。席に座っていても、貧乏ゆすりをしたり、隣の席の子へちょっかいなどを出してしまう。

思い起こせば、私は、小学5年生の頃、授業中机の上(机の間でもなく、廊下でもなく、机の上であります)をぴょんぴょん走っていたのです。先生は困り果てていました。

『週刊ポスト』の「専門医が監修」の部分で北海道大学大学院教授の田中康雄氏の次の解説を読むと、ぞっとしました。

ADHDは、脳の前頭葉の機能低下による実行機能不全説、さらに遺伝的要因や、周産期における環境要因(喫煙や飲酒)といった多因子の関与が示唆されています。

実行機能とはある目的を達成するために計画を立て、順序立て実行する脳の働きのこと。この機能の働きが十分でないと、順序立てて行動したり、抑制したりするのが難しくなるのです。


私に照らし合わせてみると、私の母親は私が胎内にいても喫煙や飲酒の癖がありました(伝聞です)。

特集の最後には「ADHDの子はホメて伸ばそう!」とありました。

「私はADHDだったのは間違いない」と確信したけれど、母親を恨むことなく、自分を勇気づけている私なのであります。

「勇気の伝道師」もいいけど、「私は子どものころADHDだった」をもう1つの看板にしようっと。


(注)ADHDのことは、YahooやGoogleで調べても、DSM-Ⅳによる診断基準がいくらでも検索できます。


<お目休めコーナー> 我が家の庭のねじ花



コメント ( 4 ) | Trackback ( )