おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。
10月最初の昨日(10月1日)は、午前中に歯科クリニック、眼科クリニックに行き、3カ月ぶりの点検でした。
私のように70歳を過ぎるとメンテナンスが大切です。
午後は主に、1月に出版する本の素材づくりをしていました。
まったく新しい切り口の本になるのが楽しみです。
私も大いに創造力を広げています。
さて、今日も本の紹介です。
組織に関わる人であり、向上心があるならば、どんな人でも強くお勧めの本です。
著者の 三浦 将さん(株式会社 チームダイナミクス 代表取締役、ヒューマン・ギルド 会員)から出版社の株式会社 クロスメディア・パブリッシングを通していただきました。
『チームを変える習慣力 ― コーチングのプロが教える心理的安全性を高めるマネジメント』(三浦将著、クロスメディア・パブリッシング、1,480円+税)
私は、書かれていることのほとんどに賛同し、「これはすごい本だ!」と思いました。
「不安と恐怖のマネジメントをやめる」(第2章)から私と同じ考えであることが確認できました。
何よりもこの本には、4大特徴があります。
(1)主張がしっかりしている。
(2)実例が豊富である。
(3)著者の勉強ぶりが際立っている。
(4)構成がしっかりしていて説得力がある。
主張は、マネジメントの問題のほとんどを占めている人間関係について、タテの関係に代わるアドラー心理学におけるヨコの関係を構築すること。
随所に三浦さんがコンサルタント、あるいはコーチとしてかかわった人たちが登場して、実例をもとにこの本の説得力を高めています。
驚いたのは、心理学だけでなく経営書をふんだんに参照していることです。
参考文献の中には私も入手したくなった刺激的な本が何冊もありました。
最初に「ヨコの関係」に対して抵抗があった人も、この本を読み進むうちに三浦さんの説得力によって考え方を転換するはずです。
総じて、とても学びが深かった本です。
<目次> は、次のとおりです。
Chapter1 マネージャーの孤独と希望
Chapter2 不安と恐怖のマネジメントをやめる
Chapter3 タテの関係とヨコの関係
Chapter4 大きな流れに乗り遅れるな
Chapter5 あなたの中の変化はこうして起こる
Chapter6 チームを変えたマネージャーたちの挑戦
Chapter7 自己改革からチーム改革への道
Chapter7 まとめ
2016年度のビジネス書売上げ総合トップ10に入った『自分を変える習慣力』『相手を変える習慣力』に続く、習慣力シリーズ第3弾。
三浦さんの9冊目の著書だそうです。
私は、次々といい本に恵まれている幸福感に浸っています。
◆『チームを変える習慣力 ― コーチングのプロが教える心理的安全性を高めるマネジメント』を読んだら、次に私の『「勇気づけ」でやる気を引き出す! アドラー流リーダーの伝え方』(秀和システム、1,500円+税)をお読みくださいね。
この9月にある地方銀行の経営相談所から2,450冊もの一括購入をいただいた本です。
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<お目休めコーナー>10月の花(1)