アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリング、コンサルティングを行っています。
アドラー心理学による勇気づけ一筋40年 「勇気の伝道師」   ヒューマン・ギルド岩井俊憲の公式ブログ



おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

昨日(3月14日)は、ハヌマーンズナイン(タイ料理店) でランチを挟みながら5月13日(月)18:30~20:00開催の特別企画 お笑い芸人の表舞台・裏舞台 で漫才のご披露いただく「一本槍(いっぽんやり)」のりょうちゃん(写真左)、村上亮太さん(右)(共に松竹芸能所属)と下打ち合わせをしました。

この場には、主催の中小企業診断士のマネジメント・カウンセリング研究会所属の、りょうちゃんのお父様の中尾さん、会計担当の砂田さんに、加藤保紀さん(芸能プロダクション 元常務)と私も同席しました。

私たちは、この2人を応援しています。

と同時に、当日は、かなり競争の激しいお笑い業界の裏舞台の喜怒哀楽を引き出したいと願っています。


(一番右が加藤保紀さん)

お笑い芸人の表舞台・裏舞台

日 時:5月13日(月)18:30~20:00
受講料:たったのワンコインの500円(税込) 当日会場でお支払いください。
会 場:ヒューマン・ギルド研修室

※終了後、有志で「香港酒家」に場所を移して懇親会を行います。

若手芸人を応援したい人「この指止まれ!」。

内 容:若手芸人として売り出し中の「一本槍(いっぽんやり」を迎えて、漫才をご披露いただいた後に、お笑い芸人としての本音を語ってもらうというまたとない企画です。
元お笑い芸人でもあった加藤保紀さんにもご登壇いただき、面白い掛け合いになるイベントです。

申し込み方法:お笑い芸人の表舞台・裏舞台 をクリックし、「お申し込みフォーム」から


午後は、半蔵門のホテルグランドアーク半蔵門に行き、15:30~17:00の柳川 範之先生(東京大学大学院経済学研究科教授)の

AI時代の日本経済の課題

と題する講演会を最前列で聴きました。

柳川 範之先生のことは、『東大教授が教える独学勉強法』(柳川範之著、草思社文庫、650円+税)を読んでいて、2018年10月4日付け10月5日付けブログで「勉強法の本の紹介(2):『東大教授が教える独学勉強法』」として2日に渡って書いています。

東大教授が教える独学勉強法
(草思社文庫)
柳川 範之
草思社

講演の冒頭で、著者が慶応義塾大学の経済学部の通信教育課程の科目試験を受けるためにシンガポールから一時帰国をしたついでに、東大の伊藤元重先生の授業にこっそりもぐり込んだ時のエピソードが語られました。

内容は、経済問題に限らず、教育問題、社会問題、経営問題など多岐に渡りました。

普段私は、講演要旨を書くことが少ないのですが、あまりにも濃くて深い内容内容なので、私自身の整理のために、あえてまとめてみようと思います。

1.経済問題
(1)AI(人工知能、注:「人工的に作られた人間のような知能、ないしはそれを作る技術」(松尾 豊 東京大学大学院 特任准教授))が進んでいることに関心が高まっているが、このことは、IoTの進展、ビッグデータの活用とセットで技術革新を考えるべきである。
(2)経済の大きな変革を見る場合、AI等の技術革新の他に、人口減少・高齢化とグローバルなパワーバランスの変化を見落としてはならない。
(3)産業構造の急速な変化によって、働き方・生き方が問われると共に、新しい(名前のない)産業が現れることを見逃してはならない。
(4)日本経済の大きな課題は「スピード感に欠けること」であり、意思決定の遅さ、制度改正に時間がかかるのは致命的である。

2.教育問題
(1)AIは、仕事・生活にインパクトがあるのは間違いなく、記憶中心のエスカレーター式の学校教育がAIに勝てるはずがない。今の学校教育は「無から有」を生み出せない。
(2)人間の優れた能力を強味として生かす教育がおろそかにされている視点に立ち、学校教育を抜本的に変えていくことが必要。
(3)その改革は、暗記能力を高めることでなく、正解のないものを問い続け、AIに置き換えられないコミュニケ―ション能力を生かすこと。

3.経営問題
(1)AIに任せられることは任せ、人間にしかできない優位性を見つける。
=正解のないことを考える。
・「どうしたら?」を考えながらまったく新しい組み合わせを考える。
・個別性が強く過去のデータが使えない問題に取り組む。
(2)作曲もできず小説も書けないAIには意志がないのに対して、人間の強みはコミュニケーション能力である。
(3)これからの経営課題は、「AIと人間の融合」であり、人間がAIではできない新しい分野に横展開で進出することで、そこにビジネスチャンスが生まれる。
(4)これからの時代は、時間・空間に縛られない働き方が可能になる(例えば、家で育児・介護をしながら仕事ができたり、ビーチにいても会議に参加できたりする)。
(5)働き方の概念が大きく変わり、長年の修業は必要でなく、お金を稼ぐだけでない次のようなことができる時代に入りつつある。
・自己実現、地域・社会貢献
・多様な目的の実現と充実感
・一人ひとりが複数の活動に参加
(6)アイデアの自己実現のセットアップコストが低下しているので、大企業でなければならない必要がなくなっている。

4.結論
スピード感を持ってやりたいことがやれる技術革新の時代は、働くことの概念が大きく変化するので、好奇心とやる気次第である!

とても勇気づけられた勇気づけに満ちた感動講演でした。

 人気ブログランキングへ

(クリックして勇気づけを)

<お目休めコーナー>3月の花(15



コメント ( 0 ) | Trackback ( )